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18日が大阪初戦。興國の横浜FM内定FW樺山諒乃介は「目立つ」「魅せる」プレーヤーのその先へ

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ゲキサカ

 どの試合でも最も目立つようなプレーヤーになってきている。だが、目指しているのは、その先だ。興國高(大阪)の「絶対的エース」FW樺山諒乃介(3年)は昨年、同校を選手権初出場へ導く活躍。今年2月には、21年シーズンからの横浜F・マリノス加入が内定した。その後、新型コロナウイルスによる休校期間や夏休みを利用して、横浜FMで長期の練習参加を経験。レベルアップしてチームに戻ってきている。  本人が特に進化を実感しているのは、認知力の向上についてだ。「(全ての面でレベルアップできたが)特に認知力のところで成長したんでやりやすくなったというか、どことやってもチャンスを作ったり、ゴールにかかわるプレーは前よりもできるようになってきている。(横浜FMでは)練習の時からJリーグのトップレベルの人たちのアプローチのスピードとかが全然違ったので、帰ってきたら(高校生のスピードが)遅く見えるというか、全然余裕ができるというのがあります」と口にする。  “ミスしない選手が良い選手”という考えを持つ樺山は、横浜FMのトレーニングではボールロストしないことを意識してきたという。味方・相手の状況を常に認知する感覚を研ぎ澄まし、相手からボールを隠す、はたいて繋ぐ、ターンしてかわすなどJ1選手たちの速いプレッシャーの中でもミスしないことにこだわってきた。  8月下旬の興國合流後、各試合で存在感を放ち続けているようだ。興國の内野智章監督によると、今月の静岡学園高戦でも関係者たちが「別格」と認めたという動き。ボールの置きどころ、身体の当て方など「(横浜FMで)ずっと考えながらプレーしていた」という成果が出て、ボールを失わなくなっている。 「今はどんだけハードにマーク受けていても、違いを出せるというのは(内野)監督にも評価されているし、自分でも手応えを掴んでいる」という樺山は、「あとは結果だけなので……」と加えた。  静岡学園戦についても、「チャンスを作ったり、ゴールに直結するプレーというのは自分でも会場湧いていたり、ビデオ見てもミスせずにチャンスを作れていたので悪くはなかったんですけれども、ゴールとアシストという結果を残せていない。自分的には内容が良くても……という感じでした」。スーパープリンスリーグ関西の強豪対決・京都橘高戦(1-2で敗戦)などを含めて、どの試合でも攻撃の中心となり、目立つことはできている。だが、それだけではチームを勝たせることはできない。 「自分は点も、アシストも、見ている人を楽しませることも目指してやっている。見ている人を楽しませるということは帰ってきてからできていると思うんですけれども、あとは結果。チームを勝たせられるように、ゴールに直結するプレーを選手権予選中でもレベルアップしていきたい。毎試合1ゴール1アシストして、プレーでも違い出せたら嬉しい。ゴールも、アシストもできることを証明したい」と力を込めた。    同じ年の選手や年齢の近い選手がJの舞台で活躍していることが樺山を奮い立たせている。現在、同じ大阪の高校生FW、唐山翔自がJ3やルヴァンカップでゴールを連発。素直に「凄い」と思う一方、まだ横浜FMの強化指定選手として出番を掴むことができていない自身への怒り、悔しさが心の中にある。  その思いも選手権にぶつける。興國は18日の大阪府予選5回戦(対箕面高)が待望の初戦。「色々なサッカー関係の人たちに、『今年の興國は今までと違う』『黄金世代』と期待される声が多いんですけれども、そこで調子乗らずにチーム全員で一戦一戦勝ち切ることが大事なのと、個人的には毎試合結果を残し続けて、まずは大阪2連覇させたい。全国で去年悔しい思いをしているので、恥かいているので、取り返すと言うか、もう一回見せれるチャンスなので、全国の人たちに『興國は強いねんぞ』と見せつけたいと思っています」。激戦区・大阪を勝ち抜くことも簡単なことではない。それでも、エースは毎試合、魅せるプレーと1ゴール1アシスト以上を達成し続けて、大阪・全国で「興國は強いねんぞ」ということを示す。

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