鴨川・東洋大 交流事業 専門教授の講演に市民18人
免疫力でウイルス排除へ
鴨川市と同市前原にセミナーハウスを持つ東洋大学の交流事業で、同大理工学部の加藤和則教授による講演会がこのほど、同市文化財センターで開かれた。「ウイルス排除に大切な免疫力とは」と題した講話に、市民ら18人が耳を傾けた。
平成16年の同セミナーハウス開設から継続している交流事業。大きな社会問題などをクローズアップしており、今回は新型コロナウイルス感染症の拡大で注目される、ウイルスに対する免疫力を取り上げた。
免疫学が専門の加藤教授は、人間に元々備わっている自然免疫、一度認識した外敵を記憶してくれる獲得免疫など、人間が健康を維持するために大切な免疫の働きについて、図や動画を使って分かりやすく解説した。
免疫力を上げる要素として朝日、森林浴などを挙げ「鴨川はその点で素晴らしい環境である」などと語った。
受講者は「生活習慣を見直し、維持することが免疫力を高めるために大切なことだと思った」「画像や動画を交えた講義で、楽しく学ぶことができた。加藤教授の説明もとても分かりやすかった」などと話していた。
房日新聞