UCCがコワーキング対応カフェ ビジネスクラス風の半個室やPC・書類の邪魔にならない段差テーブルが特徴 「上島珈琲店」で初展開 3密回避の新設計
UCCグループで外食事業を担当するユーシーシーフードサービスシステムズ(UFS)は28日、主力業態の「上島珈琲店」でコロナ対応として3密が回避できる新設計の店舗「上島珈琲店 虎ノ門店」を開業する。 ビジネス街である東京・虎ノ門で、気軽に立ち寄れるカフェとしても、ビジネスカフェとしても利用できるように店内にライトカフェソーン、ラウンジゾーン・コワーキングゾーンの3つのエリアを設けているのが特徴。 全体的に既存店舗と比べてゆったりとした空間設計になっており、一人席をメインに配置することで飛沫拡散を回避。従来よりも換気循環できるようにも配慮されている。 電源を設けるなどデスクワーク対応のカフェが多くある中で、コワーキングゾーンを銘打ちウィズコロナの新しい生活様式への対応を鮮明に打ち出したが特筆すべき点。
コワーキングゾーンには、航空機のビジネスクラス風の半個室を予約不要で計6席設けたほか、ミーティングに好適なソファー席を設けている。 ラウンジゾーンもデスクワーク仕様となっており、一人席を多く設けているほか、ドリンク・フードを乗せたトレーがPCや書類の邪魔にならないように配慮された段差のあるテーブルが特徴となっている。 豊富なフードメニューも特徴。コーヒーとのペアリングを意識して隠し味に濃厚なネルドリップコーヒーを使用した「上島珈琲店のビーフカレー」や自家製コーヒーゼリーにオリジナルのミルク珈琲アイスとミルク珈琲マカロンを使用した上島珈琲店初のパフェ「職人のこだわり珈琲パフェ」などを用意している。 今後の展開について、27日取材に応じたUFSの遠藤敏一ブランド推進部部長は「これから開業する新店については、虎ノ門店のような設計を考えている」と語った。