長崎知事の資金管理団体による1182万円の不記載問題 自民党本部が事実上「処分なし」の決定 山梨県
自民党は長崎山梨県知事の資金管理団体の不記載問題について処分しないことを決めました。 長崎知事が代表を務める資金管理団体で、1182万円の不記載があった問題の対応について、自民党山梨県連は党本部幹事長に、党本部の党紀委員会で取り扱うよう依頼していました。 自民党山梨県連の森屋宏会長によりますと、今月11日、森山裕幹事長から不記載は「県民の政治不信を招き極めて遺憾である」とした上で「知事が県民に説明責任を果たすことに努めてきて県連の常任顧問も辞任した」ことなどを上げ、党紀委員会には諮らないと文書で通知されたということです。 これにより自民党本部は事実上、長崎知事を処分しないことが決まりました。 自民党県連森屋宏 会長 は「党本部の幹事長の判断を真摯に受け止めたい。引き続き、知事には県民に対し説明責任を果たしてもらいたい」としています。 自民党山梨県連は、党本部の回答を受けた翌日に長崎知事の秘書に口頭で報告したということです。