反り腰、巻き肩、スマホ首…姿勢の3大悩みの原因と対策。まずは全身の歪みをチェック。
全身の歪みをチェック! 正しい姿勢を知る。
反り腰、巻き肩、スマホ首それぞれの対処法を行う前に、姿勢の見直しからスタート。 「一番わかりやすいのは寝姿勢でのチェック(下イラスト)。仰向けに寝たときに、首、腰、ひざ、足首と床の間にすき間があること。そして肩甲骨、もも裏、ふくらはぎがペタッとしっかり床についていれば体に歪みが少ないと思っていいでしょう」(中村さん)
(1)首と床の間に空間がある。 (2)肩甲骨が床についている。 (3)腰と床の間に空間がある。 (4)もも裏が床についている。 (5)ひざ裏と床の間に空間がある。 (6)ふくらはぎが床についている。 (7)アキレス腱と床の間に空間がある。 理想の立ち姿勢は、下のイラストを参考に。 「人間の上半身は、大まかにいうと骨盤、胸部、頭部の3つのボールが背骨の真ん中、体の軸上に垂直に積み上げられているイメージです。この骨格の並びがまっすぐでない場合、体のどこかに歪みがあります」
右・(側面) 横から見たときに、体の5カ所(1~5)を結んだ線が一直線になるのが正しい立ち姿。腰が反ってしまうのが反り腰、前かがみになるのが巻き肩、頭が前に出てしまうのがスマホ首。左・(正面) 頭から足まで体の中心を縦につなぐとまっすぐのラインになっている。このラインが曲がっていると左右のバランスが悪い状態なのでNG。 肩、骨盤の高さが左右対称になっている。この高さが左右で違うと左右非対称に歪んでいたり、前後にねじれている可能性があるのでNG。
簡単リセット!
自分史上最高の座高 「良い姿勢を体感し意識づけするためにも、一日10~20秒〝自分史上最高の座高〟を作って。背筋を目いっぱい伸ばしてお腹を引っ込める必要があるので軽い体操にも」(中村さん)
手先足先ぶらぶら体操 「手足の末端は体のほかの関節につながっているので、指先を伸ばして両腕、両脚を自由に振って。それだけでもコリがほぐれてスッキリ、背筋も伸びます」(KAORUさん)