Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

「ぴえんもご縁」ハイセンスな仏教解説広告が話題 名物住職の思いは 豊かな感性ですくい取る社会の悲しみ

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
withnews

悲哀や歓喜の感情を、ユーモア混じりに示す流行語「ぴえん」。若者を中心に使われている、キャッチーな表現です。この語句を、仏教の信仰についてわかりやすく説く「法語」に取り入れたお寺があります。ツイッター上で画像が公開されると、その秀逸な言葉選びに感じ入る人々が続出。最先端の「文化」に触れ、敏感に反応した住職の胸には、どのような思いがあったのでしょうか? 一部始終を取材しました。(withnews編集部・神戸郁人) 【画像】「衆生は不安よな 阿弥陀、動きます」何か聞いたことあるぞ…楽しくて深い!仏の教え伝える貼り紙

「優しく美しい解説」と大好評

「ぴえんもご縁 超えてご恩」。7月26日、浄土真宗本願寺派の寺院「永明寺(えいみょうじ)」(北九州市)敷地内の掲示板に貼り出されたという、そんな法語の画像が投稿されました。 一見はやりに乗っているようでいて、その実、深い意味があるのではないか――。見る人にそう思わせる一節の真横には、白無地の用紙に刻まれた、次のような解説文が添えられています。 【法話の解説】 「ぴえん」は若者の間で流行している泣き声を表す擬態語で、嬉(うれ)しいことや悲しいことなど泣きたいほどの感情を伝える言葉です。 より度合いが強い派生語としての「ぱおん」という表現も生まれ「ぴえん」と組み合わせた「ぴえん超えてぱおん」は「JC・JK流行語大賞2020上半期」コトバ部門で第5位にランクインしています。 この法語が分かりにくい時は「ぴえん」を「悲しみ」と読み替えてみてください。辛(つら)いことが続くこの人生ですが、「悲しみ」もまた「ご縁」として受け止め、いつか「ご恩」として感じることができる日が来ることを願っております。 永明寺 住職 ※改行・ルビは記者による――永明寺で掲示されている法語 「すっごい好き」「なんて優しく美しい解説」。タイムライン上には、巧みな言い回しに胸を打たれた人々のコメントが連なりました。29日時点で19万以上の「いいね」がつき、リツイート数も5万9千回を超えています。

【関連記事】