インドの農家が人生一発逆転! 畑を耕していたら出てきた小石が実は…
インド中央部の農村部に住むヤダフは、特に財産も持たない普通の農家だった。しかし、彼の人生はある日をきっかけにすべてが変わった。借りていた畑に埋まる、ダイヤモンドの原石を発見したのだ。 【画像】インドの農家が人生一発逆転! 畑を耕していたら出てきた小石が実は…
畑を耕していたら出てきた小石が実は…
英紙「テレグラフ」によると、インド中央部のマディヤ・プラデーシュ州の農村部に住む農家のラクハン・ヤダフ(45)は、今年11月に政府から借りたばかりの60平米弱の土地を耕していたところ、そこに大きなダイヤモンドの原石を発見したという。 インド紙「タイムズ・オブ・インディア」によると、ヤダフはそれを当初ただの小石だと思ったが、土を払うと、違った光り方をすることに気づいた。もしやと高鳴る胸を抑え、地域のダイヤモンド事務所にその小石を持って行くと、それが本物のダイヤモンドだと判明したという。 そのダイヤの原石はなんと14.98カラットもあった。そして、12月5日のオークションにて約600万ルピー(約830万円)で売られ、ヤダフは一気に金持ちになった。 ヤダフ一家はもともと別の村に住んでいたが、その村が虎の保護区となったパナ国立公園の一部に含まれたことから立ち退きを命じられ、近年引っ越したばかりだった。 ダイヤが見つかった土地はたった200ルピー(約280円)で借りていたという。
ダイヤで得たお金の使い道
ヤダフはダイヤモンドで得た前金を使い、すでに2ヘクタールの土地と2匹の水牛、スクーターを購入した。自身は自転車で十分なのだが、スクーターは甥がどうしても欲しがったために購入したそうだ。 さらに、今回の収入で家を建て、4人の子供たちに良い教育を受けさせたいと述べている。自分は十分な教育を受けることができず、文字を読むこともできないからだ。 余った分は貯金をして利子収入を得るつもりだが、一方で、今後もダイヤモンドを探し続けるという。 「人間は決して人生とお金には満足しない。誰も人生を終わらせたくないし、誰もこれ以上もうお金はいらないなどとは思わない」 マディヤ・プラデーシュ州は鉱物資源が豊かな地域で、インドで唯一、ダイヤモンドを産出する州だ。とりわけパナ地域は、ダイヤが豊富にあることで知られており、同地域の鉱山から大きなダイヤの原石を掘り当てて大金持ちになる人たちが時折ニュースを賑わせる。 ヤダフが原石を掘り当てた頃、同じように掘り当てた人が他に3人ほどいた。皆貧しい階層の人たちだという。
COURRiER Japon