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福岡空港、国内線ビル刷新 中央に展望デッキ、全天候型のビアホールも

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Aviation Wire

 福岡空港を運営する福岡国際空港会社(FIAC)は国内線旅客ターミナルをリニューアルし、8月7日に展望デッキなどをオープンする。1月に供用を開始したバスラウンジ棟の上階に設置し、九州の食材を使用したビアホールなど商業施設8店舗も営業を開始する。オープンを2日後に控えた5日に、展望デッキなどの新施設を報道関係者に公開した。 ◆中央に移設した展望デッキ  4階に設置する展望デッキは、従来のターミナル北側から中央付近に移す。360度見渡せ、開放感のある眺望を提供する。床には685個の照明を配置し、デートスポットとしての活用も狙う。これまでの展望デッキエリアは8月7日から一時的に閉鎖後、新設する展望デッキと合わせ増床。全面オープンは10月15日を予定する。  ビアホール「福岡空港ビアマルシェSORAGAMIAIR(ソラガ・ミエール)」も4階にオープン。サントリーの熊本工場から直送したビール「プレミアムモルツ」などを用意する。料理には九州の食材を使用し、長崎・対馬産のアナゴや鹿児島産の黒毛和牛、宮崎名物のチキン南蛮などを提供する。ガラス戸や空調を備えた全天候型のビアホールで、夏以外も通年営業する。  店内のガラス戸を開放すると、展望デッキへは自由に出入りできる。店内にはヨコ13.5メートル、タテ2.5メートルの大型のモニターも設置。滑走路をライブ中継するほか、スポーツ中継も放映する。席数は400席だが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止のため200席に減らす。  3階には、飲食や物販など5店舗が入居。焼き鳥と海鮮料理を提供する「竹乃屋」や、フルーツとパンケーキの専門店「キャンベル・アーリー」、雑貨や土産物を販売する「HIGHTIDE STORE」のほか、タリーズコーヒーもオープンする。フランス人パティシエのピエール・エルメ氏が選んだ日本の食品を販売する「Made in ピエール・エルメ」は、現在のところ11月末までの期間限定で入居する。  2階には、フィットネスジム「エニタイムフィットネス」とマッサージ店「グローバル治療院」の2店舗が入居。空港を通過点から目的地に変化させる“コト体験ゾーン”を設ける。  国内線ターミナルのリニューアルは、展望デッキなどのオープンにより大部分が完了。乗客が使用する制限エリア内の施設リニューアルは、1月のバスラウンジなどの開業で終了した。一時的に閉鎖となる展望デッキ跡地が新設する展望デッキとつがることで、2015年6月から続いたリニューアルが完了する。 ◆機能強化進む福岡空港  福岡空港は平行誘導路の二重化など、機能強化が進んでいる。2016年10月に旧国内線第1ターミナルビルを閉館し、当時の第2・第3ターミナルビルを「国内線旅客ターミナル」に改称。国内線を1カ所に集約した。  今年1月30日に新設したバスラウンジ棟は1階にバスラウンジを設け、搭乗橋(PBB)を使用できないターボプロップ機での運航便などが使用している。また、バスラウンジ棟付近の2階には、9・10番搭乗口もオープンした。  バスラウンジの供用と同時に、国土交通省が整備を進めてきた平行誘導路の二重化運用を開始。出発と到着が同時に往来できるようになったことで、発着回数が増加。3月29日に始まった夏ダイヤからはこれまでの1時間あたり35回から3回増え、38回となった。平行滑走路は、旧第1ターミナルを50メートル東側に移設したことから整備が進んだ。  また現在は第2滑走路の建設を進めており、2025年3月に供用開始を予定する。国内線ターミナルの再整備は民営化前の2015年6月に始まったものだが、国際線ターミナルはFIACが計画をまとめ、2023年度から施設の供用開始を目指す。  福岡空港は、国に所有権を残したまま運営権を売却する「コンセッション方式」で、2019年4月1日に民営化。空港を運営するFIACは、西鉄(西日本鉄道、9031)と三菱商事(8058)、九州電力(9508)、シンガポールのチャンギ国際空港などを運営するChangi Airports International(CAI)の5社で構成するコンソーシアム(企業連合)「福岡エアポートHDグループ」が出資している。

Yusuke KOHASE

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