香取慎吾、久々連ドラ主演で驚いたこと「付いていくのに必死」初共演・志尊淳は“イケメン”【日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった】
【モデルプレス=2024/12/11】2025年1月期のフジテレビ系木曜劇場『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(毎週木曜よる10時~※初回は15分拡大)で主演を務める俳優の香取慎吾が、このほど行われた囲み取材に出席。新しい地図のメンバーの反応や、初共演となる志尊淳の印象を明かした。 【写真】稲垣・香取・草なぎ、元SMAPメンバーと4ショット実現 ◆香取慎吾「日本一の最低男」で約11年ぶりフジ連ドラ主演 人生崖っぷちに追い込まれた、家族嫌いで子ども嫌いの“最低男”が、選挙に当選するためにシングルファーザーの義弟とその子どもたちとともに暮らし、やがて本気で選挙に立候補することになる―という、全く新しいジャンルの“選挙&ニセモノ家族ドラマ”。香取は“最低男”な主人公・大森一平(おおもり・いっぺい)を演じる。同局系連続ドラマで主演を務めるのは『SMOKING GUN~決定的証拠~』(2014)以来、約11年ぶりとなる。 ◆香取慎吾「日本一の最低男」主演への草なぎ剛の反応明かす ― 「日本一の最低男」主演に決まり、メンバーや周囲の反応はいかがでしたか? 香取:草なぎさん(草なぎ剛)には、2人でやっているラジオの最中に伝えたのですが、思った以上に喜んでくれました。「え!まじで!!すごいじゃん、良かったね」って言って喜んでくれて、改めて愛らしいやつだな、と思いました(笑)。 あと、主題歌も自分で歌うという話をしたら、草なぎさんは自分自身が主演で主題歌も自身がソロで歌ったという経験がないからか「それもう織田裕二じゃん!『Love Somebody』(織田が歌唱した「踊る大捜査線」シリーズ主題歌)じゃん!」って言っていました。稲垣さん(稲垣吾郎)は、ドラマをやることをまだ知らないと思います(笑)。 ◆香取慎吾、久々の連続ドラマでの心境 ― 久しぶりの連続ドラマの現場で受けた印象や手応えを教えてください。 香取:本当に久々なんですけど、連ドラはやっぱり大変ですね。長い時間撮ることもあるので、さらに子どもたちもいるという。子どもたちがいるからうまくいかないというわけではなく、とにかく元気で。「そんなにパワフルだと夜まで持たないよ」と言っても、最後まで元気いっぱいなんです。 でも、今回僕はおじさん(伯父)で志尊くんがパパなので、パパが子どもと一緒にいます。今まで子どもと一緒にお芝居するときは合間も常に子どもと一緒だったのですが、今回は自分の時間で台本を読んだりしているので、この感じは初めてですね。「志尊くん、大変だな」と思いながら見ています(笑)。 ― 志尊さんにヤキモチを妬くことはないですか? 香取:始まってすぐのときは、少しありましたね。でも、1日中ずっと「パパ、パパ」って大変そうなので、僕はちょいちょい「あ、おじさんって楽だな」と思っていました。 話を聞いていてちょっと面白そうだと思って「それなんとかじゃないの」と入っていくと、子どもたちも「え~!一平おじさんもそうなの!」とか反応して、「そうだよ、そうだよ」と返すと会話が終わり。今までは志尊くんのところに僕がいて、子役と朝から晩まで一緒にいたことがあるのですが、初めてのおじさんがとっても楽です(笑)。 ◆香取慎吾、初共演・志尊淳は「皆さんに勧められる男」 ― 初共演の志尊淳さんの印象をお聞かせください。 香取:僕の方が身長は大きいですけど、すらっとしていて、イケメン。かっこよくて、まっすぐで、皆さんに勧められる男です(笑)。 お芝居では2人がぶつかるシーンや熱く話し合うシーンなども既に撮っているのですが、初めてとは思えないぐらいすごくすんなり気持ち良く、居心地が良いです。そして、撮影の合間も良い距離感です(笑)。僕は事前に台本を読み込んでいかないタイプで、常に戦闘体制で次のシーンのセリフを見続けていないといけないので、志尊くんの距離感は程良いです(笑)。 ◆香取慎吾、自身演じる主人公は「心配になるぐらい結構な最低男」 ― 撮影を進めてみて、“最低男ぶり”はいかがですか? 香取:心配になるぐらい結構な最低男でして、監督には「本当にいいんですか?」と話しています。この作品が発表されたときはあまり中身を知らずに「香取慎吾って“最高男”なんで」みたいなコメントを出したのですが、知っていったら結構最低で(笑)。だけど今は気持ちよくなってきました。最低男には最低じゃない雰囲気のときもあるのですが、どこまでが本当なのかが分からず、全部最低な考えで動いているのか?というくらい最低なことに繋がっていくので、そこが面白くて楽しいです。 ― 具体的に“最低”と感じるシーンはありましたか? 香取:今まで子どもと一緒にいる役はたくさん経験があるのですが、子どもに対して「こんな顔はしたことないな」という顔をしています。直接していなくても後ろを向いた瞬間には最低男の顔になっていたり、舌打ちしていたり…。 ◆香取慎吾、“最低男”との共通点 ― “最低男”一平とご自身が似ていると感じる部分はありますか? 香取:本来の目的を隠しながら行動するという部分では、似ているところがあるのかもしれません。音楽とかを何ヶ月も作っていても、なかなか言えず、ひそひそと日々作って発表や目標に向けてコツコツとやっていく感じは似ていると思います。でも一平はちょっと浅いところがあるので、そこは似ていないかもしれない。ツッコミどころが結構あって、僕はもうちょっと念入りに企てていきますね(笑)。 ― その浅いところも視聴者に見せるんでしょうか? 香取:そうだと思います。だけど、実はもっと深いところで…とか、「これ、どっち?」みたいなところがあるので、演じているはずなのに僕も騙されます。監督に「ここも実は裏の考えを持った上で…」と言われて、「ここも!?」みたいな。 人を騙す最低男な部分に気付けず、“いい人”の自分で台本に書かれてないセリフを前向きに言ったりすると、監督から「これはこの後のシーンのために言っていて、本当の思いではない」と言われることもあって、その感じは面白いです。悪役をやっているような感覚もあって、「そんなことはない」とプロデューサーは言うのですが、「この先、僕の役は好かれるんですか?」とさっきも話していました(笑)。 ― 子供嫌いの役柄で、心がけていることはありますか? 香取:初めての感覚はあります。自分自身子どもは好きなので、話しかけたり触れ合ったりしてしまうのですが、パパもいるし子どもが苦手な役柄でもあるので、少し離れて見るようにしています。そうすると、現場にいながらもそれぞれの役柄が見えてくるところもあるかと思います。 ◆香取慎吾、テレビから離れていた期間での変化 ― 発表時のコメントで「しばらくテレビの世界から離れていた」とおっしゃっていましたが、離れていた期間で変化した部分はありますか? 香取:昔は切れ間がないぐらいに、すべての仕事が繋がって流れるように進んでいっていて、そのときには気づけなかったことを、離れてみて考えるようになりました。テレビとはどういうものか、最近はドラマがすごい増えているな、とか、テレビだけでなく他のコンテンツも山のようにあって選ぶ場所が多い中で、みんなどうやって戦っているのかな、みたいな。やはり作品を見てもらう=勝ちに行きたいというところがあるので、昔バラエティにたくさん出ていた頃は、視聴率を1週間の朝から晩まで全部常に見ていました。この番組の数字がいくつでとか、自分の裏の番組が、などと見ていたときから変化し、今はテレビだけじゃない、他もいっぱいある中でのドラマなのだな…と思っていたら、テレビドラマの世界にまさか自分がまた入ることになって、びっくりです。 自身の変化でいうと、ちゃんと朝起きていますね(笑)。大人になったんだな、という感じで、ちゃんと起きて、ちゃんと寝ています。昔は本当に時間を持てなかったので、夜中だろうと仕事が終わった瞬間からがやっと自分の時間で、少しでも何かしたいことを、と言っていたら睡眠時間がなくなって…の繰り返しでした。今はそうではないはずなのですが、ガンガンいろんなお仕事が来ていて。びっくりです、急すぎますよ(笑)。お台場にくるのも久しぶりで、フルスロットルなので、付いていくのに必死です。 ― ありがとうございました。 (modelpress編集部) ◆「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」あらすじ 主人公・大森一平は、テレビ局の報道マンとして家族のケアを全くしない仕事人間だったが、その昭和的な価値観のせいで不祥事を起こし、追われるように退社。今は大嫌いだった父親の残した実家に引っ越し、フリージャーナリストを名乗るも仕事はなく、無職同様のさえない生活を送っている。そんなある日、一平は亡き妹の夫で、残された子ども2人をシングルファーザーとして育てている小原正助(こはら・しょうすけ)に声を掛け、実家で一緒に暮らし始める。家族や子どもが大嫌いなはずなのに、正助とともに家事育児に精を出す一平。だが、その意外な行動の裏には、ある“最低”な目的があった。社会的に再起して世間を見返してやろうと、政治家になることを決意した一平は、来たるべき区議会議員選挙で、生活者目線を持っていることをアピールできるように、正助とその子ども2人との共同生活を始めたのだ。いわば、自身の選挙でのイメージアップのために“ホームドラマ”を演じているに過ぎなかったのである。 しかし一平は、シングルファーザーの正助やその子どもたち、さらには子育てを通じて出会った人々と触れ合う中で、家族や社会の問題など、日常におけるさまざまな課題に真摯(しんし)に向き合うようになり、人生観も徐々に変化し始める。これまで家族を避けて生きてきた一平は、次第に本当の父親のような存在となり、“ニセモノ”の家族が、いつしか“ホンモノ”の家族になっていく―。そして一平は、日常の問題を解決するため、家族や周囲の応援も受けながら、選挙に立候補することに。果たして、“日本一の最低男”の一平は、家族を、社会を、そして日本を変えることができるのか? 【Not Sponsored 記事】
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