５回２死二、三塁、清宮が右中間に適時三塁打を放つ（カメラ・中島　傑）

◆ラグザス　ｐｒｅｓｅｎｔｓ　第３回ＷＢＳＣプレミア１２　スーパーラウンド　日本９―６台湾（２３日・東京ドーム） 　日本ハム・清宮が英雄のエールに応えた。５回２死満塁で打席へ。「『キタキター』って。わくわくして入りました」。暴投で二、三塁となったが、右中間フェンス直撃の２点三塁打。１次Ｌ・ドミニカ共和国戦以来、２度目のスタメンで侍ジャパンでの公式戦初打点を挙げ、スーパーＲ１位突破に貢献した。 　試合前から「めちゃくちゃ頑張れる」と、やる気満々だった。「ｅプレミア１２」のゲストで来場したイチロー氏と再会したからだ。少年時代の世界大会で渡米した時に交流した縁もあり、常に気にかけてくれている。「見ているからな」とエールをもらい、さらに「けん制は捕れよ」とドミニカ共和国戦でのけん制球の後逸を突っ込まれた。「そこまで見てくれていて」と感激しながら「日本代表に恥じないプレーを」と誓い、見事に存在感を示した。 　代表初の三塁は「ずっと緊張していました」。最初の打球が９回１死だったが、無難に処理した。試合前の円陣では同じ名前の紅林と「コウタロウ」のフュージョン。人気漫画ドラゴンボールの合体技を決めた。一部レギュラー格のメンバーに休養を与えた一戦で、清宮が「やるからにはマジで」と世界一へのムードを高め、ヒーローもさらった。