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フェデラーとナダルはジョコビッチの選手組合結成に反対

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THE TENNIS DAILY

世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)とバセック・ポスピショル(カナダ)が、男子プロテニス選手の組合の結成計画を「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハードコート)開催直前に発表したことに対し、ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、その他のATP選手協議会のメンバーたちが、反対意見を明らかにした。豪ニュースサイトnine.com.auが報じている。 【実際の写真】新しく結成されたプロテニス選手の組合の集合写真 他にもATP(男子プロテニス協会)、WTA(女子プロテニス協会)、4つのグランドスラム大会の主催団体らもその計画に反対しており、「現在は、これまで以上にお互いが協力し合う時であって、分裂している時ではない」と共同で声明を発表。 ジョコビッチとポスピショルは、2人が会長を務める予定の新しい組合PTPA(Professional Tennis Players Association、プロテニス選手協会)結成へのサポートを求めて、選手たちにメールを送った。そこにはPTPAは「選手の利益を推進し、守り、代表となって、テニスの将来を守るために必要」である、と書かれている。 北米の他のメジャーなチームスポーツの選手たちと違い、テニス選手たちは、収益の分配などの事柄について、代表としてチームのオーナーと交渉するための組合を持ったことはない。テニス選手はそれぞれが個人事業主としてやってきた。 ジョコビッチは「ATP1000ウエスタン&サザンオープン」で優勝した後、「全米オープン」がスタートする2日前に、以下のように話した。 「僕たちは試合をボイコットしようと言っているのでも、別のテニスツアーを作ろうと言っているのでもない。もちろん、ロジャーやラファにも、全選手に参加してもらえたら嬉しい。でも、彼らの意見も理解できる。違う意見の人がいるのも、時期が最適でないと思う人がいるのもよく分かっているよ」 ジョコビッチはATP選手協議会の会長であり、ポスピショルは会員だが、2人はその会を辞める予定であり、ジョン・イズナー(アメリカ)も同様だ。 アンディ・マレー(イギリス)は、今年1月に新しく就任した現在のATP会長である元プロ選手のアンドレア・ガウデンツィ氏にもっと時間を与えるべきだと話した。マレーはまた、PTPAが男子選手だけの団体であることに疑問を投げかけた。ATPとWTAを一つの団体としようという意見が、今年初旬から話題に上がっていたからだ。 男子選手と女子選手両方を代表する団体の方が、より強いメッセージを発信することができるだろうとマレーは語った。 フェデラーとナダルはATP選手協議会のケビン・アンダーソン(南アフリカ)、ユルゲン・メルツァー(オーストリア)、サム・クエリー(アメリカ)、ブルーノ・ソアレス(ブラジル)らと共に選手たちへその計画を疑問視し、反対を表明する文章を送った。 ナダルは、「世界は現在困難に直面し、複雑な状況にある。僕は個人的に、今は冷静さを保ち共に同じ目標を持って協力し合うべき時だと信じている。一致団結する時であって、分離する時ではない」とツイート。 「今の状況でテニス界が一つになれば、大きな事が成し遂げられる時なのだと思う。我々皆が、選手、トーナメント主催団体、プロテニス協会が、共に協力する時だ。我々は大きな問題に直面している。分裂や対立は、決して問題の解決にはならない」 そしてフェデラーはナダルに、「今は先の見えない困難な状況だが、我々が選手として、このスポーツに関わる人間として、テニス界の将来へのベストな道を築くために団結することが、非常に重要な時期だと信じている」と賛成意見を返信した。 (テニスデイリー編集部) ※写真は左からジョコビッチ、ナダル、フェデラー (Getty Images)

(c)テニスデイリー

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