銚子電鉄、昨年度の売り上げが6年ぶり黒字 「まずい棒」など売り上げ好調
「電車屋なのに自転車操業」「崖っぷち経営」で知られる千葉県の銚子電鉄が、昨年度の売り上げが6年ぶりに黒字に転じたと発表しました。「まずい棒」や「ぬれ煎餅」の売り上げが好調だったということです。 銚子電鉄は30日に行われた株主総会で、昨年度の事業報告を行い、2015年度以来、6年ぶりに黒字に転じたことを明らかにしました。黒字額は21万3086円だということです。 銚子電鉄によりますと、鉄道部門の営業収益は約7763万円と前年度と比べ1.2%減少したものの、自社の工場で製造・販売している「まずい棒」や「ぬれ煎餅」の販売などによる副業収益は約4億5066万円で、前年度よりも13.3%増加と大きく売り上げを伸ばしました。
各地の鉄道事業者と連携して販売したほか、オンラインでの売り上げも好調だったということです。 また、「本業」の鉄道事業についても、「徐々に回復の兆しが見える」としています。