ユアン・マクレガーと旅した電動ハーレーダビッドソン。遂に手に入るぞ!
大型バイクでアメリカ大陸縦断。願わくはハーレーダビッドソンで……。これ、男のロマン。 そんなバイク旅の夢を実現したのが、イギリスのリアリティ番組『ロング・ウェイ・アップ』だ。
昨年Apple TV +で公開された同作。出演しているのは人気俳優のユアン・マクレガーと、彼のバイク仲間のチャーリー・ブアマンだ。 彼らがハーレーに乗り、南アメリカ大陸最南端の地、ウシュアイアからロザンゼルスまでのおよそ2万kmを縦断する旅の様子を追いかけたのが、番組の内容である。 ふたりが跨るハーレー、実はこれ、「ライブワイヤー」というブランド史上初の電動スポーツバイクなのだ。
男ふたりのバイク旅、というコンセプト自体がもう既に魅力的なのだが、番組が電動バイクを選んだのは、“視聴者にサステイナビリティを意識してもらうため”というのがいい。 作中ではユアン・マクレガー自ら周辺住民にお願いし、充電させてもらうシーンも。このハーレーは一度の充電で最大約235kmの走行距離を誇るが、極地でのコンディションの問題、旅ならではのトラブルから“バッテリー切れ”に見舞われるシーンも。ドキドキハラハラの旅は、見ていてとにかく面白い。
そして2021年初春、ユアン・マクレガーたちとアメリカ大陸縦断旅を共にしたバイク「ライブワイヤー」の日本モデルが遂にデビューする。 通常のハーレーと違うのは、まずクラッチ操作が不要という点だ。スロットルをひねった瞬間に100%のパワーを発揮し、約3秒で時速100kmまで到達する。 高速道路を運転するときは「スポーツモード」、日常使いには「ロードモード」と、7つのライドモードをタッチスクリーンで操作できるというから驚きだ。
ハーレーといえば“三拍子”と呼ばれるエンジン音や、そのハイパワーゆえの爆音が魅力と言う人も多い。しかしこのハーレーは電気をエネルギー源としているので「ヒューン」というモーター音が静かに響く。これがなかなか格好いいのだ。 電気がパワー源なので車検が不要になるのもうれしいポイントだ。 自動車やバイクなどの交通手段は最も地球環境への影響が大きいと言われている。排ガスを使用しない電動バイクに乗ることで、サステイナブルな未来へ貢献できるというのも男前じゃないか。 こちらは現在、ハーレーダビッドソンの公式サイトで予約受付中。男のロマンと最新技術を乗せたハーレー。こんなバイクで旅ができたら、最高だよなぁ。 POW-DER=文
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