【巨人】グリフィンが6回3安打1失点粘投も7勝目はお預け「悲観するものではないと思う」
巨人のフォスター・グリフィン投手(29)が18日のDeNA戦(東京ドーム)に先発し6回89球を投げ3安打1失点と粘投も、打線の援護に恵まれず勝ち負けはつかなかった。それでもチームは延長12回の末2―2と同点とし、M9が点灯した。 この日も安定感が光った。今季7勝目をかけてマウンドに上がったグリフィンは初回からテンポのいい投球でDeNA打線を圧倒。初回に丸の先頭打者弾で1点の援護を受けると、4回までに許した安打は相手先発・ジャクソンが3回に放った左前打1本のみと序盤は付け入る隙を全く与えなかった。 しかし、1―0で迎えた6回一死走者なしの場面から牧に痛恨の同点ソロを被弾。左腕は打たれた瞬間マウンドに右ヒザをつき、悔しい表情を浮かべた。なんとか後続は打ち取って最少失点で切り抜けたがこれで試合は振り出しに…。ベンチに戻ってくるや否や、グラブと帽子を叩きつけ苦悶の表情でマウンドを見つめた。 直後の攻撃では二死満塁とチャンスで打席を迎えると代打・大城卓を告げられ降板したが、ニゴロに倒れ勝ち越しはかなわなかった。 グリフィンは「接戦だった時に同点を許しちゃうというのは、すごくガッカリする出来事だった」と被弾を猛省。それでも「ただ全体を通して見たら内容は悪くなかったし、悲観するものではないと思う」と一定の収穫を語った。 左腕のゲームメークがこの日の結果に結びつき、マジックも点灯。勝ち星はつかなかったものの、チームに優勝への追い風を吹かせる働きぶりだった。
東スポWEB