篠原ともえ “シノラー”から清楚へとイメチェンした理由
■内面的には“シノラー”時代同様の賑やかさ 現在は外見面での清楚な雰囲気と合わせて、文化的な知識も身につけ“新しい篠原ともえ”として再ブレイク中だが、かつての“シノラー”を完全に卒業したわけではない。「若い頃の自分と比べると、ギャップがあるように見られるかもしれないですね。でもトーンは変わったとしても、彩として賑やかな気持ちはいつまでも持ち続けていきたい」と、気持ちの面ではお茶の間のイメージどおりの『賑やかさ』を維持したままだ。来年には芸能生活20周年を迎えるが「シノラーを好きでよかったと思っていただけるように、夢を叶える姿を伝えたいし、来年迎える芸能生活20周年の際にはこれまでの衣装や作品を展示する“シノフェス”を開催したいです」と、今後はタレント業と並行しながら、作り手としても自らの名前を刻んでいく。 2014年に入ると、人気海外ドラマや今回の「プロジェクト・ランウェイ オールスター2」の日本語吹き替え版声優、沢尻エリカ主演のフジテレビ系連続ドラマ「ファーストクラス」のほか、能年玲奈主演の映画『海月姫』への出演と、露出が増えている。さらに内閣官房知的財産戦略・CJムーブメント推進会議メンバーにも推薦されるなど、清楚さ、文化的バックグラウンド、そして本来の華やかさを持ち合わせたことで、活躍の場は広がるばかりだ。 (取材・文/石井隼人) 篠原ともえ(しのはら・ともえ) 1979年3月29日、東京都出身。惜しくも優勝を逃したデザイナーたちが再びデザインバトルに火花を散らす、12月7日スタートの米・リアリティ番組『プロジェクト・ランウェイ オールスター2』(日曜午後11:30)に、日本語吹き替え版声優として出演する。ゲスト審査員を務める、ハリウッド女優リヴ・タイラーの声を担当する篠原は「実際にいる美人女優さんなので、ナチュラルな声を意識して参加しました。監督からは『ちゃんとリヴ・タイラーになっていたよ』と言われたので、今回は“シノ・タイラー”として美ボイスを披露しています。番組に溶け込んでいるような印象を与えられたら嬉しい」と声を弾ませている。12月13日には、篠原初の星書籍『星の教科書』も発売される。番組公式サイト。