アウトドアの3大お悩みを対策! 「疲れ」「熱中症」「日焼け」を内側から予防する方法とは
アウトドアを計画しているときに頭を悩ませるのが、アウトドアの3大お悩みとも言える「疲れ」「熱中症」「日焼け」ではないでしょうか。ハンディファンや日焼け止め、日傘やサングラスなど、「外から」の対策はおこなっていることも多いと思います。そこで今回は外からではなく、体の内側から「疲れ」「熱中症」「日焼け」を予防する方法を調べてみました。 【写真】熱中症や夏バテ対策になる食品をチェックする(全8枚)
疲労回復にはクエン酸が効果大!
疲労回復に効果的なのが「クエン酸」です。「クエン酸」とは、レモンなどの柑橘類や酢などに含まれる酸味成分のこと。体に必須な栄養素であるミネラルの吸収効率を高める効果があります。筋肉の乳酸濃度を低くする作用もあり、疲労感の軽減にも役立つそう。また胃酸分泌を促してくれるので、食欲がない時にも効果的です。 疲労回復のためには、1日10~15gの摂取が必要とのこと。ただ、クエン酸を多く含むレモン果汁でさえ100gあたり6.5gしか含んでいません。そこで、手軽に摂取するのにおすすめなのが粉末状のクエン酸です。1回分がスティック状で売っているものもあり、ペットボトルの水に溶かすだけなので作るのも簡単。SNS上でも「クエン酸を摂ると翌日の疲れが違う!」との声もあがっていました。
ミネラル補給には塩分タブレットがおすすめ
熱中症対策として「水分補給」に加えて欠かせないのが、汗で失われるナトリウム(塩)やカリウムなどのミネラル補給です。塩分タブレットなら持ち歩きやすく、サッと食べられるのでおすすめ。基本的に水分と塩分の補給が重要ですが、カリウムやクエン酸が含まれているものを選ぶと、より効果が期待できます。
抗酸化力の高い食材をたっぷり摂って紫外線から肌を守る
日焼けの原因は、紫外線によるダメージ。肌に炎症が起きたり、免疫が低下することもあります。長期的にダメージが蓄積すると、肌が酸化して顔のたるみやシワの原因にも。そこで大切なのが、ダメージを防ぐために良質の栄養素を含む食べ物を日頃から摂ること。特にビタミンA・C・Eは抗酸化力に優れているため、積極的に食べるようにしましょう。 カボチャやモロヘイヤは、皮膚や粘膜の維持に重要なビタミンAが豊富。またイチゴやブロッコリーにはメラニンの生成を抑えるビタミンC、アーモンドには血行促進作用のあるビタミンEが多く含まれています。 さらに、ポリフェノールにも高い抗酸化作用が。気軽に飲めるコーヒーや緑茶から摂取できるのが嬉しいところです。また、ビタミンEの100倍以上の抗酸化作用があると言われるリコピンも強い味方になりそう。朝の吸収率が良いので、朝食時にトマトジュースで手軽に摂るのがおすすめです。 体の内側からのケアもしっかり行い、夏はもちろん冬場では怠りがちになる日差し対策を施すことで、意外にも脱水症状や熱中症になりがちなアウトドアをたっぷり楽しみましょう。
野中陽平