ネッシーの正体はネス湖に閉じ込められたウミガメ?! 米大学教授が自説を発表。20世紀最大のミステリーがついに解決か
英スコットランドのネス湖の怪獣「ネッシー」と言えば、その存在を知らぬ人はいない20世紀最大のミステリーだ。 現在までそのネッシーの正体は明らかになっていないが、バージニア工科大学の教授がこれまでとは違ったアプローチの主張を展開し、話題を集めている。
ネッシーは首長竜ではない
『Daily Star』によると、同大学のヘンリー・ハーマン・バウアー教授(89歳)は、ネッシーの正体は古代のウミガメの可能性があるとの研究結果を学術雑誌に発表した。このウミガメは、氷河期の終わり頃、海水に覆われていた地上から水が引き、その際にネス湖に取り残されてしまったのではないかと明らかにした。 ネッシーの正体として最も一般的な説とされる首長竜プレシオサウルスの生き残りとの説を、その目撃情報から真っ向否定するバウアー博士。そして、「一方で、ネッシーの特徴として挙げられる、肺呼吸をしているが長時間水中の中で過ごすこと、地上で活動できること、非常に冷たい水の中で活動できること、そして比較的首が長いことなど、現存種と絶滅種のウミガメにすべて当てはまります」「そしてネッシーは、まだ発見されていない大型のウミガメであり、現在もどこかで生息している可能性は高いです」と続けた。
実はウナギ? 近年相次ぐネッシーの真相
近年でもネッシーに関する新たな話題は尽きず、昨年9月はオタゴ大学のニール・ゲメル教授がネス湖から採取したDNAサンプルを調査したところ、ウナギのDNAが大量に存在したことから、ネッシーは巨大ウナギの可能性があると調査結果を発表した。 また昨年6月には、イギリス人男性がネッシーを捉えたという1枚の写真が注目を集めた。写真は2019年9月に男性がネス湖に観光へ来た際に撮影をしたものだが、この写真の信憑性について、専門家の間で議論が巻き起こった。 とある研究によれば、地球上に存在する生物のうち、人類によって分類されているにはなんと15%程度だという。つまり、ほとんどの生物について私たちは目撃したことさえなく、その中にネッシーと同種の生物がいたとしても、なんら不思議はない。未だ多くの謎に包まれる存在だが、その謎が明らかになる日はきっと近いはずだ。