【MLB】ドジャースが外野手を補強 コンフォートと1年1700万ドルで合意 左腕に強いパヘスと併用か
ドジャースが外野手の補強に動いた。日本時間12月9日、米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ドジャースはジャイアンツからFAとなっていたマイケル・コンフォートと1年1700万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。コンフォートはメジャー通算167本塁打の実績を誇る左打者。今季は左腕を苦にしていなかったが、キャリア通算で見ると左腕との相性が悪く、左腕に強いアンディ・パヘスとのプラトーンで起用される可能性が高そうだ。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 現在31歳のコンフォートは2014年ドラフト1巡目(全体14位)指名でメッツに入団。強打のプロスペクトとして期待され、メジャー3年目の2017年には27本塁打、OPS.939の好成績を残してオールスター・ゲーム初選出を果たした。短縮シーズンの2020年には打率.322、9本塁打、OPS.927をマークし、オールMLBの2ndチームに選出。しかし、故障で2022年シーズンを全休すると、ジャイアンツでプレーした直近2年間は打率.238、OPS.740と平凡なパフォーマンスにとどまった。 ドジャースが外野手の補強に動いたのは、中堅トミー・エドマンを除いてレギュラーが固まっていないからだ。左打者のコンフォートは今季、右腕に対して打率.225、14本塁打、OPS.724、左腕に対して打率.284、6本塁打、OPS.886を記録。ただし、キャリア通算で見ると対右腕が打率.257、OPS.838、対左腕が打率.232、OPS.705となっており、基本的には左腕を苦手としている。今季メジャーデビューしたパヘスが左腕を得意としており、プラトーンに近い形で併用されるとみられる。 なお、フェインサンド記者によると、コンフォートを獲得したからといって、ドジャースはテオスカー・ヘルナンデスとの再契約から手を引いたわけではないという。引き続きテオスカーとの再契約を目指しており、無事にテオスカーとの再契約が完了すれば、外野のポジションも埋まる。テオスカーはドジャース残留が濃厚とみられているが、フアン・ソトの獲得に失敗した球団が「プランB」として好条件を提示する可能性もあり、ドジャースとしても油断できない状況である。