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サザビーズのオンライン・オークションが約15億円の売上を記録。過去最高額の2倍以上

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美術手帖

 5月4日~14日にオンラインで開催されたサザビーズのコンテンポラリー・アート・デー・オークションでは、1370万ドル(約14億6800万円)の売上を記録。この数字は、同社のオンライン・オークションにおける過去最高額であり、これまでの記録である640万ドル(約6億8600万円)の2倍以上となる。  同社は2016年にオンライン・オークションをスタート。19年には、オンラインによる総売上は8000万ドル(約85億6600万円)におよんだ。同社は、新型コロナウイルスの感染拡大により、今春に予定されていた一部のオークションをオンラインに移行。今年オンラインでの総売上はすでに1億ドル(約107億円)を超えており、前年同期の数字の約5倍に達している。  今回のデー・オークションでは、35ヶ国のユーザーが入札を行い、そのうち29パーセントが新規顧客。クリストファー・ウールの《Untitled》(1988)とブライス・マーデンの《Window Study No. 4》(1985)は、それぞれ120万ドル(約1億2900万円)と110万ドル(約1億1800万円)で落札された。  同社コンテンポラリー・アート・デー・オークション部門の共同代表であるニコール・シュロスは、「我々は、コンテンポラリー・アート・デー・オークション部門での初オンライン・セールスの結果に興奮している。この価格レベルでのオンライン・セールスは、市場の重要なテストとなり、大成功を収めた」とし、「とくに、2作品が100万ドル以上を超え、オンライン・セールスで落札された作品のなかで当社の最高価格にランクされたことは、高価格帯作品が今後もより野心的にオンライン販売の場を見出していくことを強く示している」と述べている。  そのほか、リチャード・エステスの《Broadway and 64th》(1984)は最高予想落札価格の40万ドルをはるかに超えた86万ドル(約9200万円)で落札され、アーティストのオークションにおける過去最高額を記録。また、クレア・タブレ、キャサリン・ブラッドフォード、髙橋賢悟の作品も、アーティストの過去最高額を刷新した。  同部門の共同代表であるマックス・ムーアは、「今回のオークションは、市場にはまだ質の高い作品に対する健全な需要があり、オンラインだけでなく、現在の市場全体が信頼されていることを示す明確な証しとなった」とコメントしている。

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