【解説】“今季最強寒波”襲来で北日本を中心に大雪続く…週末にかけ「冬の嵐」に警戒 山形では一時大雪警報も 今後の雪予想は?
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今季最強の寒波の影響で、北日本を中心に大雪が続いています。 週末にかけては風も強く、冬の嵐に警戒が必要です。 冬型の気圧配置の影響で、北海道や東北の日本海側では大雪となっていて積雪が急増しています。 青森の酸ヶ湯で全国で一番の166cm、北海道の岩見沢でも82cmを観測し、いずれも平年に比べて2倍ほどの量となっています。 この週末も、北日本や東日本の日本海側では山沿いを中心に断続的に雪が降り、短時間で積雪が急増するおそれがあります。 ここからは、矢澤剛気象予報士とお伝えしていきます。 午後4時時点の天気の分布と積雪を見ていきます。 この時間も、北日本の日本海側を中心に雪雲が多くかかっていて、山形の米沢は17cmと一時、大雪警報も発表されていました。 その他、岩見沢は83cm、酸ヶ湯は161cmなど今季最も多い積雪を観測している状況です。そして関東も、12日夜から群馬県北部などで雪が降っていました。 北海道・旭川市の現在の様子を見ると、路面が真っ白な状態です。 気温が氷点下4.8度で、積雪が37cmとなっています。 旭川市は、14日~15日にかけても雪が降り続く予想で、特に15日にピークになりそうです。見通しもかなり悪くなるとみられるため、このあと、お出かけで車を運転される際も十分注意が必要です。 続いて、札幌の様子。積雪は12cmで気温が氷点下2.3度です。 札幌市も15日ごろにかけて雪が降り、大雪・吹雪に注意が必要です。 続いて、青森県の青森空港の様子を見てみると、この時間も雪が降り風も強い印象です。積雪が53cm、気温も0.1度となっています。 青森空港でも15日の昼ごろは風が強まり、一時大荒れとなるおそれもあり、警戒が必要です。 週末移動される人は、最新情報をチェックしてください。 続いて、山形・米沢市の13日朝の様子。 雪が急増し、短時間で一気に積雪が増え、13日午前は一時、大雪警報も発表されていました。 米沢の積雪は午前0時で16cmだったものが、わずか6時間で39cmにまで急増したということです。 このあと、週末にかけても冬の嵐が予想されるため注意が必要です。 特にこの土日は、北日本では大雪・吹雪の恐れ、東日本から西日本も山間部を中心に積雪の急増に注意が必要です。