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全米OPは無観客開催となるのか?米テニス協会責任者が検討中のシナリオを語る

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THE TENNIS DAILY

8月31日~9月13日に開催が予定されている「全米オープン」。AP通信によると、運営側であるUSTA(全米テニス協会)のプロテニス部門のチーフエグゼクティブ、ステイシー・アラスター氏が現在検討中のシナリオを語った。 【動画】アメリカで先日行われた無観客試合の様子 アラスター氏は5月30日、AP通信の電話インタビューで「すべてはまだ流動的である」「我々は全く決定を下していない」と話した。その上で、もし「全米オープン」が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の中で開催されるならば、次のようなシナリオも検討されているという。 ・航空機のチャーター便を手配。  選手と限られたチームメンバーを、ヨーロッパ、南米、中東からニューヨークに運ぶ。 ・出発前に新型コロナウイルスの検査を行い、陰性を確認する。 ・一元管理された住宅を用意。 ・毎日の体温測定。 ・観客は無し。 ・コート上のスタッフ数を減らす。 ・練習日にはロッカールームに入ることができない。 ・ボールパーソンを務めるのは、現在の計画では大人だけ。 さらにアラスター氏は、もしUSTA理事会が開催を決定した場合、いつも通りの場所でいつも通りの日程で開催できることを望んでいる、とも付け加えた。 「私たちは、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで"全米オープン"を予定通りの日程で開催するために、安全な環境を整えることに150%集中しています。私が目を覚ましたとき、私たちのチームが目を覚ましたとき、そのことばかりを考えています」 そして、正式な発表は「6月中旬から下旬になるはずだ」と従来通りの見通しを示している。 一方で、USTAの最高収益責任者であるLew Sherr氏はAP通信に、観客が来る可能性は「少なくなってきている」と話した。 Sherr氏は「チケット収入、おもてなしの収入、スポンサー収入の一部を諦めることを意味する」も、テレビやデジタル配信の権利料、それに加えて残りのスポンサー収益が「まだ十分、無観客開催を進める価値がある」という。 この無観客開催という可能性については、選手たちの中でも様々な意見が飛び交っている。 テニス界のビッグネームの一人、ロジャー・フェデラー(スイス)は、グスタボ・クエルテン(ブラジル)とのビデオ通話で「僕の意見では、空っぽのスタジアムは考えられない」と反対であることを示した。 世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、ウェブメディアEssentially Sportsによると「空っぽのスタンドの前でプレーすることは、正直言って考え難い。でもそれがテニスの現実となるかもしれない。ツアーを再開したければ受け入れるしかないし、少なくとも試合ができるなら、いろんな制限下でプレーするしかない」と正直な心境を明かした。 一方、イギリスでランキングトップのダニエル・エバンズ(イギリス)は、無観客の「全米オープン」は「壮観」だろうと考えている。彼はイギリスのBBCラジオで「個人的にはぜひやって欲しいな」「空っぽのアーサー・アッシュ・スタジアムで、フェデラーと(ラファエル・)ナダルが、あるいは他の選手が決勝を戦う。それは異様だけど、象徴的だ。歴史に残ると思うよ」と語った。 (テニスデイリー編集部) ※写真は「全米オープン」の会場の一つであるルイ・ アームストロング・スタジアム (Photo by Julian Finney/Getty Images)

(c)テニスデイリー

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