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三浦透子、新曲「波がたった」MV&アルバム『ASTERISK』の全容を紐解く公式インタビュー“Vol.2”公開

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■「曲を書いてくださる方々やリスナーの皆さんの想像力を少しでも掻き立てるような素材になれたらうれしいですね」(三浦透子) 5月27日にリリースされた三浦透子の初のオリジナル作品『ASTERISK』(読み:アスタリスク)より、映像作家・Pennackyによる「波がたった」のミュージックビデオが公開された。 【動画】三浦透子「波がたった」のミュージックビデオ 映像には、作詞・作曲・編曲を手がけた澤部渡(スカート)をはじめとしたバンドメンバーが登場し、テレワークの日々ならではの撮影手法でそれぞれが演奏映像を提供。少し翳りのある文学的な歌詞にシンプルなアレンジのサウンドが際立つポップソングにのせて、ノスタルジックな心象風景が映しだされている。 また、アルバム『ASTERISK』の全容を紐解くオフィシャルインタビュー“Vol.2”も公開された。それぞれのアーティストと取り組んだ楽曲ごとの想いなど、作品を掘り下げたインタビューをぜひチェックしてみよう。なお、三浦透子の哲学や思想に迫るパーソナルな内容、オフィシャルインタビュー“Vol.1”も公開中。 類まれなる表現力で魅せる三浦透子の初のオリジナル作品『ASTERISK』には、森山直太朗、澤部渡(スカート)が手がけた楽曲のほか、TENDRE、曽我部恵一、サンタラ、津野米咲(赤い公園)ら、音楽ファン垂涎の贅沢なアーティスト陣が参加。映画『天気の子』主題歌「愛にできることはまだあるかい」のカバーを含む全7曲が収録され、三浦透子の“声”を、それぞれのアーティストの感性で輝かせている。 ■三浦透子 Official Interview Vol.2『ASTERISK』 想像力を掻き立てる“ボーダーレス”な声で在りたい Q:『ASTERISK』は今年(2020年)の3月中旬に完成しました。レコーディングはいかがでしたか? 楽しかった! レコーディング、好きなんです。 Q:具体的には、どのあたりが? マイクとの向き合い方が楽しいですね。楽器のような感覚で面白くて。口元に近づけたら声が大きくなるし、離れたら遠くなって。マイクの種類を変えると、同じ発声をしても音が全く違ってくる。それがまた歌い方の発想に反映されて。本当に楽しいですね。 Q:『ASTERISK』というアルバムタイトルを付けた経緯を教えてください。 まず、2017年のカバーアルバム『かくしてわたしは、透明からはじめることにした』のとき、アルバムタイトルに対してすごくいろんな反響をいただけたので、天の邪鬼なんですが、今回は反対にすごく短いタイトルにしたかったんです。 記号ひとつでもいいなあと思っていたら、アスタリスクの記号と出会って。掛け算というのもアルバムに合っているし、ギリシア語で「小さい星」という意味もあったので。 曲を提供していただくという一方向のベクトルではなく、私と曲を寄せてくださったアーティストの皆さん同士が互いに光を放ちながら、掛け合わされて、増えていく。そんな双方向なイメージが湧いて、しっくりきたので。 Q:ここからは一曲ずつお話を聞かせてください。「uzu」は童謡のような心地よさを持つハミングですね。作曲の森山直太朗さんとは、どんなコミュニケーションを? 曲のことを具体的に話すというよりも、私の人となりを知ってもらうような会話をしてくださって。いろんな言葉をかけていただきました。 Q:仮歌録りの予定だった日のテイクが、そのまま採用されたそうですね。 「ちょっと試してみよう」ということでスタジオに入ったんですけど、「今日生まれた声は今日しか録れないんだ」と思ったら、「これでいいよね」というか「これがいいよね」という歌が録れて。 Q:この曲をどう捉えましたか? 最初にハミングというアイデアを聴いたときは、「大丈夫かな?」という不安もありました。でも、直太朗さんがスタジオで弾いてくれたギターを聴いていたら、すぐに楽しくなって。 私はあくまで、自分の声を“楽器の一パート”と認識しているので、楽器同士でセッションしているような感覚がとても楽しかったです。「音楽を作るって、こういうことなんだな」って。 Q:「愛にできることはまだあるかい」は、あらゆる意味で存在の大きな歌ですね。すでに多くのリスナーに愛されているし、何より三浦さん自身、『天気の子』のデモ録りで最初に歌った曲でもあるし。 もう一度、あらたな形でこの曲を歌うのは、不思議な感覚でした。 でも私という存在を「見つけてもらった」曲だったし、こうして自分の足であらたな一歩を踏み出すタイミングなので、自分の始まりと音楽への姿勢が最も顕著に映し出されている曲として、歌っておきたかった。歌もさることながら、アレンジも、いまの自分の中心にある音楽性だと思います。 Q:野田洋次郎さんという人物は、三浦さんの目にどう映りましたか? うーん……わかりません。レコーディング以外、プライベートな時間でお話ししたこともほとんどないですし。そもそもベールの向こう側を見せない方なのか、もしくは目に映っている姿がそのものすべてなのかわからないくらい、とにかくスタジオではつねにオープンな状態で接してくださいました。 Q:管弦と鍵盤によるアレンジが素晴らしいですね。 アカデミックですよね。ものすごく頭を使って力も歪みも計算しながら暴れている。細部まで皆さんのこだわりが詰まっている。レコーディングの様子を見学した際の印象は、歌入れにも大きく反映されました。 お芝居も歌も、自分が満足するかどうかがすべてじゃない。自分が「もう1回やったほうがいいかな?」と思っても、他の人から見たら最良というときがあるので、それは尊重したい。でも、「気の済むまでこだわってもいいんだぞ!」って、背中を押されたような演奏でした。 楽器の一部でいたい一方、この曲はあくまで声が(存在として)真ん中にないと成立しないし、歌う上での手がかりも本当に少ないオケなので、そのぶん、今回のなかではいちばんいろいろな声色を試せる曲でした。 Q:そして「蜜蜂」は、サンタラの田村キョウコさんが作詞、砂田和俊さんと田村さんが作曲です。サンタラは以前からフェイバリットだったそうですが。 はい。いちばん仲良くしている友達が教えてくれたんです。しかも「絶対、歌ったら合うよ」というふうに薦めてくれて。信頼のおける友達です(笑)。それからカラオケでは、サンタラの「好き」という曲を必ず歌うようになって。 7曲のなかにブルースっぽい曲がひとつあったらいいなあと思っていたので、うれしいです。これまで歌ってこなかった曲調ですね。特に「天気の子」のイメージとは真逆というか。 砂田さんにお会いして、「長く歌い続けられる曲」とお願いしました。もしこの先も歌い続けることができたら、最初のオリジナルアルバムに、歳を重ねても歌える曲が入っていたら素敵だなと思って。もちろん、すべての曲がそうなれば何よりですし。 自分の声の素材感に逃げないで、しっかりと「歌い上げる」ことを意識しました。 Q:「おちつけ」は、TENDREからの提供曲です。 ちょうどビートが感じられる曲がほしいと思っていたところでデモを聴かせていただいて。とてもよかったのでお会いさせていただいて。 元々はTENDRE用の曲だったそうですが、河原(太朗)さんとお会いした際、「爽やかなんだけど、皮肉めいた曲もいいですね」というわがままなリクエストを伝えたら、「俺、意地悪じゃないからな」と言いつつ、がらっと歌詞を変えてくださいました(笑)。 Q:「波がたった」は、スカートの澤部渡さんですが、三浦さんはスカートのミュージックビデオにも出演されていて、以前から親交があるとうかがっています。 ファミレスでわいわい言い合う仲です(笑)。好きなお笑いの方のライブでばったり会って。「こんなところで会う!?」ってなって。 自分の趣味を知られている人に曲を書いてもらうのは、正直、ものすごく照れくさかったし、恥ずかしさもあったんですが、「どんな曲を書いてくれるんだろう?」と楽しみでもありました。高いキーで強く張った音を出しつつも、爽やかな表情を意識したかったので、ブレスの入れ方も意識しました。難しかったけど、澤部さんの人柄が感じられるあたたかい歌詞とメロディで、大好きです。 Q:「ブルーハワイ」は、曽我部恵一さんからの提供曲です。『かくしてわたしは、透明からはじめることにした』でも、サニーデイ・サービスの「東京」を歌われていましたね。 サニーデイサービスの音楽もたくさん聴いてきたので光栄でした。カバーを経てオリジナルを歌うという流れも面白いと思って、「ぜひ」とお願いしました。 曽我部さんは私のカバーも聴いてくださっていたそうで「リクエストを聞かないで作ったほうが面白いかな?」と言ってくださったので、楽しみに待っていたらこの曲が届いて。 この曲を歌うとき、必ず浮かぶ映像のような景色があって、その中で歌っているような気分でした。「遊びに行こうか」という曲にも、「遊びに行くのやめて、1日部屋で過ごそうか」という曲にも取れる、不思議な曲ですよね。 歌詞に“赤い車”が登場するんですが、ちょうど撮影のために運転免許を取ったばかりで、しかもその撮影で使う予定だった車が本当に赤色だったので「え? 見透かされてる!?」ってびっくりしました(笑)。 本当に不思議なことに、今回の作家の皆さんは、私の核のどこかの部分をちゃんと拾ってくださっていて。「ブルーハワイ」も、まさにそういう曲でした。 Q:最後の「FISHANDCHIPS」は、赤い公園の津野米咲さんです。 いまご一緒しているディレクターさんと初めて会ったのが、赤い公園のライブだったんです。まだ私が高校生の頃で、その後、一緒にお仕事をすることになるなんて、思ってもいませんでした。津野さんとは六本木の純喫茶でお会いして、ツァイ・ミンリャン監督の映画の話で盛り上がりました。ちょっとアジアンテイストを感じさせる曲調ですね。 サビの歌詞は、私について書いてくれているような気がします。自分が歌って違和感のない曲というのは、今回、すべての曲に共通していると思いますが、針のようにぐさっと刺さる鋭い言葉もするっと紛れ込ませてユーモアとして昇華させているあたりに、米咲さんの人柄が感じられました。自分の曲だけど、繰り返し聴き返しています。 ある意味、いちばん「遊んでもらった」曲だと思うし、この曲で「あ、終わったの?」みたいな感じでアルバムを終わらせたかったので、最後に置かせていただきました。 Q:三浦さんは、ご自分の声について、どう捉えていますか? これは人から言われた言葉なのですが“ボーダレス”かな。特定の年齢や性別にとらわれず、どこにでも振れられるという。 声に限らず、私自身も、「男性だから。女性だから」「大人だから。子供だから」というカテゴライズではなく、つねに誰とでも「人と人」として向き合える存在でいたい。 何でもないけど、何にでもなれるというか。自分で言うのもおこがましいんですが、曲を書いてくださる方々やリスナーの皆さんの想像力を少しでも掻き立てるような素材になれたらうれしいですね。 Q:では最後に、『ASTERISK』のリスナーに向けてメッセージをお願いします。 提供をしていただいた曲を歌う歌手。そのスタンスを楽しむという意味において、いまの自分の最適解になったと思います。 私なりに蒔いてみた7つの種が、どう皆さんに届いて、芽が出て、花が咲くのか、とても楽しみです。どの曲が好きだったか、ぜひ私に教えてください。 Interviewer:内田正樹 リリース情報 2020.05.27 ON SALE MINI ALBUM『ASTERISK』 「波がたった」MV https://youtu.be/MGq9AxLcVA0 三浦透子 OFFICIAL WEBSITE http://www.humanite.co.jp/actor.html?id=29

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