幕内熊本勢は受難の一日…正代は仕切り線付近で滑って〝腰砕け〟「待った」ではなかった一番落とした佐田の海【大相撲九州場所】
◆大相撲九州場所14日目・美ノ海(腰砕け)正代(23日、福岡国際センター) 熊本勢の幕内力士にとって受難の1日となった。小結正代(33)=熊本県宇土市出身=は思わぬ不運に見舞われた。立ち合いで当たった直後、仕切り線付近で右足を滑らせて転倒。勝負結果は腰砕けで、黒星は2桁の10に達してしまった。支度部屋では床山に足の状態を聞かれて「大丈夫」と答えたが、相撲内容についてはノーコメントを貫いた。 ■佐田の海(右)は下手投げで錦木に敗れる(撮影・中村太一)【写真】 その前に登場した佐田の海(37)=熊本市出身=は悔いを残す負け方だった。相手の錦木がふわっと立ち「待った」がかかるかと思われたが、立ち合いは成立。佐田の海は右四つで左上手を取る自分の形にもっていったが、すぐに下手投げを食らった。支度部屋では「立ち合いは関係ない。いいところを取れていたから」と言い切った。
西日本新聞社