Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

2019年度生命保険42社の保険料等収入はいくら?資産運用収益は?

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
ファイナンシャルフィールド

2019年度は新型コロナウイルス感染症の影響や超低金利等により、多くの生命保険会社にとって非常に厳しい1年となりました。どのくらい厳しかったかを確認するために、今回は各社の決算資料から保険料等収入と資産運用収益を調べてみました。

生命保険会社全42社の保険料等収入を合計すると33兆円にもなる

下記の表では、2019年度の各生命保険会社の決算(案)資料から保険料等収入を確認し、多い順に並べています。保険料等収入とは保険加入者から実際に払い込まれた保険料(再保険収入も含む)による収益のことで、生命保険会社の売上げ規模を確認できます。 決算資料には保険料に関する指標として、他に年換算保険料もありますが、年換算保険料は保険料の払い方の違いを調整して、1年あたりの保険料に換算しています。 2019年度は新たにはなさく生命が開業し、他に3社の社名変更があり、アリアンツ生命がイオン・アリアンツ生命へ、ソニーライフエイゴン生命がソニーライフ・ウィズ生命へ、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命がSOMPOひまわり生命へ変わっています。

2019年度の保険料等収入が最も多いのは、日本生命で4兆5261億円になります。2番目がかんぽ生命の3兆2455億円、3番目が明治安田生命の2兆5934億円となっています。9番目のソニー生命までが1兆円を超えており、29番目のネオファースト生命までが1000億円を超えています。 はなさく生命は開業したばかりなので、親会社である日本生命のわずか0.03%しかありませんが、それでも保険料等収入はすでに15億円になります。ちなみに、全42社の保険料等収入を単純に合計すると33兆0127億円になります。これは、加入者から保険会社へ1年間で33兆円も払い込まれたことを意味します。 保険料等収入を前年と比べると、22社で増えており、19社で減っています。傾向として保険料等収入の多い保険会社では前年比マイナスが多く、保険料等収入が少ない保険会社では前年比プラスが多くなっています。 また、一時払い終身保険や法人保険等、保険料が比較的高額な保険を得意としている保険会社は前年比マイナスが多く、掛け捨ての保険契約が多い保険会社では前年比プラスが多くなっているともいえます。 2019年度に生命保険業界は、超低金利によって運用系保険商品の魅力が減り、法人保険の税制変更によって法人保険の魅力が減り、新型コロナウイルス感染症の影響で保険募集がしづらくなる等、逆風ばかりの1年でした。その影響が保険料等収入にもよく表れています。

【関連記事】