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悪意が悪意を呼ぶ連鎖も…木村花さんの死と誹謗中傷に心理学専門家「まだ人類には使いこなせないツール」

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ABEMA TIMES

 番組出演者に向けられた心ない誹謗中傷が招いた悲しい出来事について、臨床心理士で心理カウンセラーも務める明星大学准教授の藤井靖氏「またこういうことが起こってしまったなという、残念で愕然とする。本当に悲しい」とコメント。「木村さんが亡くなったことに関して、いろいろと考えられるポイントはある。番組の在り方も含めてだが、特にSNSについては、まだ人類にはうまく使いこなせないツールなんだなということが、改めて感じられた」と指摘した。  SNSは今や世界中で使われているツールではあるが「思っている以上に精神的にぎりぎりの人がいる」状況でもあり、「誹謗中傷されたら無視をすればいいという意見もあるが、有名人の方であれば、SNSが仕事場になっている方も多く、仮にアカウントを削除してしまえばファンも失うことになる。無視することが基本的にはできない」と、一概に「無視」という選択だけではクリアにならない問題だと語った。  藤井氏は、SNSを使う上で5つの禁止事項を提案している。感情論(感情は自分で処理)、 粘着質(1回言えば分かる)、人格否定(批判するなら行動について)、死ね(生死は誰にも決められない)、扇動(1人で何もできないなら言わない)というものだ。どれもが「わきまえている人にはなんでもない当たり前のこと」ではあるものの、感情的な発散の場にしているユーザーも多く、また「ある時は批判、ある時は擁護というように言動が一致しない人も多い」のが実情だ。  また、行動ではなく人格そのものを否定するような言葉について「死ねと言っていけないのは、小学生でもわかること」だが、「消えろ」「お前なんかいらない」というような言葉を、粘着的に繰り返し言うことで、相手の精神を追い込んでしまうケースも珍しくない。さらには、1人の発言では弱いものでも、周囲を扇動することで、大きな力になってしまうこともある。「(誹謗中傷を)受ける人にとっては多勢に無勢で、そのインパクトは計り知れない」と、攻撃を受ける側が自分だけで対応できることではないとも解説した。

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