１１月２８日、パレスチナ自治区ガザ全土で、イスラエル軍による攻撃があり、少なくとも１７人のパレスチナ人が死亡した。医療関係者が明らかにした。ガザ南部のハンユニスで２７日撮影（２０２４年　ロイター/Hussam Al-Masri）

Nidal al-Mughrabi [カイロ ２８日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザ全土で２８日、イスラエル軍による攻撃があり、少なくとも２６人のパレスチナ人が死亡した。医療関係者が明らかにした。 イスラエル軍はガザ中心部への攻撃を強化し、南北への戦車展開を拡大している。 ２７日にはイスラエルとレバノンの武装組織ヒズボラの停戦合意が発効し、ガザのパレスチナ人の間ではイスラエルとイスラム組織ハマスの間で同様の合意が成立する可能性への期待が高まっていた。 医療関係者によると、北部のベイトラヒヤでは、家屋とカマルアドワン病院付近への２回の空爆で６人が死亡。南部ハンユニスではオートバイ１台が攻撃をまともに受け４人が死亡したという。 ハンユニス東部にある難民キャンプ付近にも空爆があり、少なくとも５人が死亡、複数の負傷者が出た。 ヌセイラトにもイスラエル機が数回の空爆を行い、建物１棟が破壊され、モスク前の道路が被害を受けた。保健当局によると、これらの攻撃で少なくとも１１人が死亡した。 イスラエル軍はロイターの取材に対し、「ガザ地区での作戦の一環としてテロ標的への攻撃」を続けていると述べた。