【海外市場総売上410億円】「日本酒に近いアルコールはビール」ー ライスワインと同じではない。日本を代表する酒がヨーロッパで注目される理由
ロンドンのバーモンジー・ビアマイルは、ビール愛好者に人気のスポットであり、日本酒の新たな中心地となりつつある。 【写真】日英両国の美を融合:モダンデザインの父による「約140年前のデザイン」を採用した日本酒
バーモンジー・ビアマイルに位置するカンパイは、イギリス初の日本酒専門の醸造所として知られ、7年前にペッカムで少量生産からスタートした。 トムとルーシー・ウィルソン夫妻がオンラインのクラウドファンディングの成功を受けて創業し、自家製クラフトサケはセルフリッジに即完売。そして2023年末にはバーモンジーに新たな拠点を設け、ビジネスは絶好調である。 日本酒はワインと同様に楽しめるが、ビールに近い方法で醸造されており、多くの誤解を受けてきた。 「製造の観点から見ても、その背後にある化学的な観点から考えても、日本酒に近いアルコールはビールです。しかし、多くの人々が日本酒を誤解しています」とトムは言い、KANPAI - London Craft Sake Breweryの木目調のバーを通り過ぎ、奥の研究室へと案内した。 日本酒の輸出は現在も増えており、特にプレミアムラインの吟醸酒や大吟醸は人気が高い。2023年の日本酒の海外市場は2019年の1.8倍に成長し、総売上高は約410億円(2億1300万ポンド)に達した。 最近、日本料理と新しい組み合わせを試す革新的なソムリエたちが、日本酒の多様性を評価しており、ヨーロッパでも新たな市場が開拓されている。