“億り人”になった元グラドルが狙う「今が買い時」の割安銘柄とは
連日続く値上げのニュース。さまざまな商品価格が上がるなか、ただ指をくわえて見ていては家計が悪化するばかり。今こそ、堅実な投資で家計を守ろう!
株価低迷の今がインフレ時代を生き抜く好機
23歳から始めた株式投資や不動産投資で“億り人”になった杉原杏璃氏(@Anri0612Anr)。そんな凄腕投資家も「日本株は仕込みどきだと思っていますよ」と語る。 「今はコロナバブルが一段落し、株価は下がっていて、探せば割安な銘柄がかなりあります。例えばアパレル各社の株価を見ると、今年に入って世界情勢の悪化や原材料費高騰などを受けて4月下旬に株価が底を打ったような企業が多いんです。しかし、現在はそこから反転傾向にあるので『コロナショック時ほど下落はせず、今後は上に向かっていくな』と見ています。 もちろん、業績なども調べて吟味する必要はありますが、私的には投資するには絶好のタイミングだと思っています」
かつて大きな利益を得た会社も
実際に、いくつかの銘柄の仕込みを始めているという。 「アパレルやドラッグストアなど、外国人観光客が戻ってきたら株価が回復しそうな銘柄には資金を入れ始めていますね。あとはゲーム関連でメタバース領域に力を入れている企業にも。私はかつてガンホーやミクシィなどスマホゲームの会社で大きな利益を得たので、次はメタバース領域で急成長するゲーム会社が出てくると思っているんです」
「ピンチはチャンス」との信念
最近ではFXも開始した。 「これだけ円安になっている状況だし、将来を見据えたらいろいろな国の通貨を持っていたほうがいいですよね。レバレッジはかけずに、外貨預金感覚で豪ドルやNZドルを買っています。値動きが安定しているし、投資信託を買っている感覚で始めました」 投資姿勢の裏には「ピンチはチャンス」との信念がある。 「米金利上昇などで大きく相場が動くと、どうしても怖いと思ってしまいますよね。でも、チャイナショックやリーマン・ショックも、暴落後に始めた人ほど、大きな利益を得ています。今ほど底値を打っている時期はなかなかないので、マーケットインのチャンスだと思いますよ」 インフレ時代には何もしないことがリスクなのだ。 <取材・文/週刊SPA!編集部> 【杉原杏璃】 現在は株タレント、投資家として活躍。近著に『マンガでよくわかる 株1年生~億り人 杉原杏璃と一緒に~』(かんき出版)
bizSPA!フレッシュ 編集部