Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

日本は甘すぎる! ヘリコプターとパトカーでの挟みうちもある「交通違反」取り締まり事情

配信

WEB CARTOP

アメリカや欧州はスピード違反に対する取り締まりが厳しい

 時計の針を少し戻すと……、東京湾アクアラインが開通して間もない頃、交通量が少なかったため、GT-Rの改造車などで300km/hアタックをするドライバーがいて、当然のように事故が連発した。輸入車の超スーパーカーが大クラッシュする事故もあった。 【写真】劇的な変化が起きている知っておくべきオービスの最新事情6つ  その後、交通料金が引き下げられたことで交通量が増え、300km/h級の走行はなくなったが、それでも明らかに法定速度を大きく超過して走行するクルマが後を絶たない。アクアラインのみならず、全国各地で直線路が長い高速道路では、超高速走行するクルマに出会うことが珍しくない。  こうした光景をアメリカや欧州ではあまり見かけない。なぜならば、スピード違反に対する取り締まりが厳しいからだ。取り締まりは定置型オービス、光電管計測、パトカーによる追跡、または停車したパトカーからのスピードガン計測など、海外でも日本と同じような方法をとる。  だが、速度の大幅超過については、走行中の一般ユーザーから警察への通報も含めて、警察側の監視体制が日本より厳しい。また、スピード違反をしていなくても、改造車の集団走行では、地上のパトカー数十台とヘリコプター数機の挟みうちによって一網打尽にするなど、海外の取り締まりのスケールは日本とは大きく違う。

欧州ではわずか10km/hオーバーでもオービスが光る

 では、何キロオーバーまでが許容範囲なのか? 実際の交通の流れである、いわゆる実勢速度の対して、警察の見方は日本でも海外でも、地域性が色濃く出る印象がある。  ドイツや英国など欧州の場合、郊外から市街地に入った区域に定置型オービスがあるが、法定速度10km/hオーバーほどでも、場所によってはカメラのフラッシュがピカリと光る。日本でも導入が進んでいる、市街地で最高速度30km/h制限である「ゾーン30」の周辺では、さらに厳しく、法定速度にかなり近くないと速度違反になるケースがある。  こうした市街地でのスピード違反については今後、世界各国の大都市で厳しさが増すことが考えされる。それは、時間帯によって都市部への交通量制限との関係だ。公道での課金制度導入が進むため、車両の情報の管理がさらに厳しくなり、結果的に走行速度に対する監視も厳しくなる可能性がある。  また、日本では2020年4月から、試験走行だけではなく量産車での公道走行が認められた、レベル3の自動運転の場合、走行中の速度は法定速度を厳守する。  こうした自動運転車と、そうではないクルマが混走することになると、交通の流れ(=実勢速度)が法定速度に近づけることが求められる。結果的に、スピード違反取り締まりが日本のみならず、自動運転の普及によって世界各国で厳しくなることが考えられる。

桃田健史

【関連記事】