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<日曜劇場>JIN-仁-、ノーサイド・ゲーム、テセウスの船… どうして主題歌で泣けるのか

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MANTANWEB

 「テセウスの船」は、竹内涼真さん演じる主人公の田村心が過去にタイムスリップし、父・佐野文吾(鈴木亮平さん)が逮捕された無差別殺人事件の真犯人を追う物語だ。中でも週刊誌記者の由紀(上野樹里さん)が被害者の集いで、情報提供を呼びかける第4話のラストシーンが反響を呼んだ。被害者たちから罵声が飛び、水をかけられながらも、懸命に情報提供を呼びかける由紀の姿と共に、Uruさんが歌う主題歌「あなたがいることで」が流れると「涙が止まらない」「リピート再生して泣いている」といった声が上がっていた。

 ◇登場人物への感情移入 感動的なストーリーと主題歌がマッチした“カタルシス”

 日曜劇場の歴史は古く、さまざまなジャンルの作品が放送されてきたが、近年は、日曜午後9時という時間帯も手伝って、翌日からの仕事を控えたサラリーマンや、ファミリー層に活力を与える“感動系”の作品が多いのが特徴だ。

 主人公たちが、困難や窮地に立たされながらもドラマチックな展開で奮闘する姿や、周囲の人間との絆に救われるシーンで、ドラマの世界観を基に書き下ろした主題歌が流れるという相乗効果によって、感情移入していた視聴者は、カタルシスを感じて心を揺さぶられるのだ。

 逆にいえば、感動の名作を数多く送り出してきた「日曜劇場」という“信頼のブランド”が、視聴者の涙腺を緩ませているということもできるだろう。いわゆる“再放送”にあたるため、本放送にくらべると新鮮な驚きはないはずだ。にもかかわらず「泣ける」というのは、作品自体の質の高さのおかげだろう。言わずと知れたTBSを代表するドラマ枠なだけに、毎話のように、主題歌を伴うしっかりとしたクライマックスが作られ、いわゆる“箸休め”の回がほとんどない。「作品に感情移入したい」という視聴者の高い期待にちゃんと応えることができているのだ。

 5月24日午後8時からは「ノーサイド・ゲーム」の特別編・最終夜が放送される。“君嶋アストロズ”とサイクロンズとの最後の死闘をはじめ、感動的なシーンが盛りだくさん。タオルやティッシュを手に臨みたいところだ。

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