「まるでゾンビの世界だった」ジャレッド・レト、瞑想中でパンデミックに気がつかなかった体験を改めて語る
昨年3月に瞑想のため砂漠にある施設に入り、ネットもテレビもない生活を送っていたジャレッド・レト。その間に新型コロナウイルス感染症が拡大、アメリカではロサンゼルスを始め都市がロックダウンされた。瞑想を終えて俗世界に帰ってきたジャレッドはそれを知ってびっくり! インスタグラムに「昨日帰ってきたら世界がまったく変わっていた」「今、世界各地にいる友達や家族からメッセージをもらって今の状況に追いつこうとしている」と投稿。これにはファンもびっくりだった。
この事件からもうすぐ1年。今週ジャレッドはジミー・ファロンのトーク番組に出演し当時の驚きを振り返った。ジャレッドによると彼が施設に入った時点では「感染症の事例は150件くらいだった」「それがほんの短い間に都市がシャットダウンされてしまった。僕が出てきたときには緊急事態宣言が出ていて全世界が変わっていた」。
ジャレッドによるとその施設の中では「電話も持たず、参加者同士が話をしたり目を合わせたりしたりすることもない」「瞑想の師たちは『参加者たちの心を乱さないようにしよう』と決断したんだ」。施設の人たちはジャレッドたちにパンデミックのことをあえて知らせなかったと語っている。
その結果、ジャレッドはロサンゼルスに戻る道中でスマホに電源を入れて仰天することに。「穏やかでゼンな気持ちを保とうとしながら車を運転して帰った。到着して衝撃を受けた。リップ・ヴァン・ウィンクル(アメリカの同名タイトルの短編の主人公。山の中で酒を飲み寝込んでしまった主人公が山を下りると20年も経っているというストーリー)みたいだった」。さらに「まるでゾンビだらけの世の終末に出てきたようだった」とも。
当時はジャレッドの浮世離れっぷりを物語っているとして注目を集めたこの事件。でも改めて彼の驚きの体験を聞くと、今回の感染症がいかに急速に拡大したのかを証明しているとも言えそう。