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宮崎駿監督作『君たちはどう生きるか』完成は3年後?鈴木プロデューサーが米誌インタビューで語る

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MOVIE WALKER PRESS

スタジオジブリの代表取締役でプロデューサーの鈴木敏夫氏が、「Entertainment Weekly」誌の取材で語ったところによると、現在制作中の宮崎駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』の完成まであと3年ほどかかるとのことだ。この取材は、現地時間5月27日にアメリカで開始されるワーナー・メディアのストリーミングサービス「HBO Max」でスタジオジブリ作品が配信されることを受けて行われた。昨年12月にはそれまでDVDやブルーレイでの発売のみだったジブリ作品がVOD配信され、アメリカでもより多くのファンが作品を楽しめるようになった。 【写真を見る】「トトロは8人のアニメーターで8か月」…ジブリ最新作完成はいつ?鈴木敏夫氏が進捗に言及! 2017年に制作が発表された宮崎駿監督の新作『君たちはどう生きるか』は、1937年に発行された吉野源三郎の原作を元にした冒険活劇ファンタジー作品になると伝えられている。宮崎監督は2013年に長編映画監督引退を表明していたが、今作が引退宣言撤回後初の作品となる。当時のことを聞かれ、鈴木プロデューサーは「(宮崎さんから監督復帰を聞いた時)あまりいい考えではないと言いました。宮崎さんは既に監督として確固たる地位を築いていたので、監督に復帰して以前と同じような作品を作るのではなく、何か新しいことに挑戦しないといけなくなる。そこで思いついたのが、‟より長い期間とより多くの制作費をかけて映画を作る”ということだった。これは新しいアプローチだと思います」と思い返した。 新作の制作発表当時から「完成まで3、4年」とされていたが、このインタビューで鈴木プロデューサーは、「すでに3年かけて作っているが、今後3年以内に完成させたいと思う」と明かし、「すべて手描きで描いていて、より多くのコマを描いているので以前よりも時間がかかっている。『となりのトトロ』(88)を作っている頃は、8人のアニメーターが8か月かけて作った。今作のアニメーターは60人いるが、1か月で1分ほどのアニメーションしか作れない。ということは、12か月で12分、この映画はすでに3年かけて作っているので、現在のところ36分ほどが完成しているということになる」と述べている。また、コロナ禍の現在、世界中の映画制作が中止されているが、新型コロナウイルスの感染拡大はスタジオジブリの映画制作には影響を及ぼしていないことも認めている。 さらに、コンピュータグラフィックスを用いて作られる宮崎吾朗監督のタイトル未発表の新作は、「英国を舞台にした、本か物語が原作で、とても賢い女の子の物語」と述べるにとどめた。 アメリカではHBO Maxでスタジオジブリ作品が配信されるうえに、現地時間2020年12月14日にロサンゼルスで開館予定のアカデミー博物館のこけら落としとして「宮崎駿レトロスペクティヴ」展覧会が開かれることが発表されている。現在のところ展覧会の内容や開始時期は未定だが、アメリカのジブリファンの期待は高まるばかりだ。(Movie Walker・文/平井伊都子)

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