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ベアトリス王女が幼少時代に乗り越えた「病」と「経験」について語る

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ハーパーズ バザー・オンライン

エリザベス女王の孫でヘンリー王子のいとこであり、現在、王位継承順位第9位のベアトリス王女。生粋のプリンセスである彼女が先日、幼少時代に失読症と闘ってきた経験や、教育制度の変革に対する希望について語った。学習障害への関心を高めるために設立されたチャリティ団体「Made By Dyslexia」によるインタビュー映像のなかで、王女は失読症が自尊心の成長にどのような影響を与えたのかを明かした。 【写真】長年苦しむ病を告白した、勇気あるセレブ14人 「養育や支援に力を入れている学校に通うことができた私は、とても恵まれていたと思います。しかし実際、日々の学習はとても大変でした。生徒はみな、自分の読書レベルに応じて色分けされた教科書を使っていたのですが、私が持っていたのはいつも白いものでした」「ですが親友たちは、私よりはるかに先のレベルの黄色や緑色の教科書を使っていました。当時、そうしたものを見るたびに、自分はなぜ能力が低いのか、なぜ頭がよくないのか、そしてなぜ他のみんなのようになれないのかという疑問が頭に浮かんでいました」 アメリカの大手総合病院メイヨー・クリニック(Mayo Clinic)によると、失読症とは、言語の処理の仕方や、文字や単語が自分の発する音とどのように関連しているのかを学ぶのに影響を与える障害だという。失読症の子供は通常、読み方を学ぶのに苦労するため、多くの場合は学齢期前後に診断される。 こうして失読症と闘ってきたベアトリス王女は現在、同じ症状に苦しむ子供たちへの支援と共感の輪を広げるために、自身の経験を発信。テストのために完璧さを追求することより、スキルに応じた学習を重視している世界中の組織を称賛した。王女は、若い頃の自分にこうアドバイスを送っている

「もし若い頃の自分に助言できるとしたら、学びは生涯続くものなので、学校の試験や授業で起こったことだけによって自分を定義されないようにして、ということです」「苦しい経験はその後の人生の教訓となり、自分という人物を作り上げる糧となります」 王女はまた、失読症がその後の人生にどのように影響したのかを説明し、それにもかかわらず彼女がいかにして前向きにキャリアを築いてきたかも明かした。LinkedInによると、ベアトリス王女はAIに特化したソフトウェア企業アフィニティ(Afiniti)のパートナーシップス&ストラテジー部門でヴァイスプレジデントを務めている。王女は次のように述べ、この仕事において失読症がむしろ有利に働いたと明かした。 「実は、多くの同僚が失読症を患っています。私たちは人と違った考え方が求められるテクノロジー企業で働いているからです」「失読症の強みは、人とはものの見方が異なり、問題解決に役立ち、新しい方法を見つけ、実験的で起業家的な精神を持っている点です」 そして王女は、「失読症は、あなたに問題があるというわけではありません。脳の働きの中で重要な役割を果たしていますし、人間の脳はそれぞれ信じられないほど違った働きをしています」「悪いことはひとつもなく、むしろ正しいことばかりなのです」と語ってインタビューを終えた。 失読症を取り巻く話題においては誤解も多いなか、この障害が強みになっていると語ったこのインタビューは、同じような人々にとって大きな励みとなったに違いない。

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