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UFC王者ジョン・ジョーンズが夜の街でデモ暴動を阻止、復興作業も指揮する

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イーファイト

 5月25日に米ミネソタ州で黒人男性ジョージ・フロイドさんが、白人警官に制圧され死亡。フロイドさんは警備員職の一般人であり、この顛末が動画に撮られていたことを発端に、差別に対する抗議デモが全米各地で巻き起こっている。  デモは暴動にまで発展し、現在アメリカの主要都市では夜間の外出制限が敷かれている所もある。 【フォト】試合で長いリーチからパンチを叩き込むジョーンズ  UFC世界ライトヘビー級王者ジョン・ジョーンズ(32=米国)は、今回の騒動について独自のアクションを起こしていることを動画付きで自身のSNSに6月2日(日本時間)投稿した。  一つは、ジョーンズが夜間の人通りの少ない市街地を自主的にパトロールしている映像だ。ジョーンズは、街で数名の覆面をした白人暴徒に近づき、「Give me the spray can(スプレー缶を渡せ)」と、落書き用と見られるスプレー缶を取り上げる。  暴徒たちは、反ファシストの急進左派ネットワーク「ANTIFA」に賛同しているようだ。男性たちはUFC王者であるジョーンズのことを知っているのか、無抵抗である。  この投稿にジョーンズは「こんなことは、ジョージ・フロイドのためにはならない。なぜ君たちは私達の街を破壊するのか?私だって憤っているけれど、こんなやり方は間違っている」と自分も差別には怒っているが、暴力行為には反対だとSNSで書いている。  もう一つは、暴動で壊された街の建物の復旧を手伝うジョーンズや、その仲間たちの姿を映した一連の動画だ。場所は、ジョーンズの在住するニューメキシコ州のようだ。ジョーンズたちは自身の頭文字である”JJ”と書かれたTシャツを着て、壊れたガラスを片付け、割られた窓ガラスの代わりになる木版を運んでは取り付けている。  ジョーンズはライブ配信で「サポートが必要な場合は、こちらへお問い合わせください。私達は一日中ここにいます」と復旧の手伝いに応じると呼びかけている。また「これが本当に何かの助けになるのかはわかりません」と、デモ被害を片付けることが本当に差別防止に繋がるのかはわからないとしながらも「私達は抗議者です。物事についてどう感じているか抗議し、意見を述べるのは素晴らしいこと。だけど、破壊行為は正しくありません」とメッセージしている。  ジョーンズは5月末に、希望しているヘビー級ホープのフランシス・ガヌーとの対戦要求が通らなかった抗議からか、保持しているライトヘビー級王座の返上を示唆している。今年3月には飲酒運転等により逮捕されるなどお騒がせも多いジョーンズだが、今回自身の主張を行動と共にはっきりと明確に出したことは、立ち位置の表明が大事にされるアメリカ社会の中でも評価されることだろう。

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