【大河ドラマ】女性主人公の作品で一番好きな作品はなに?
1963年から放送が始まり、長い歴史を持つNHKの大河ドラマ。歴史上の人物の生涯を1年にわたって描くスタイルが定番ですが、主人公となるのは男性だけではありません。特に21世紀に入ってからは女性が主役となる大河ドラマが増え、数々の名作が生まれました。 【画像:ランキング14位~1位を見る】 そこで今回は、女性が主人公となった代表的な大河ドラマ作品を紹介します。
●三姉妹
1967年に放送された5作目「三姉妹」は、初めて女性が主人公となった大河ドラマです。また、架空の人物が主人公になった初めての作品でもあります。舞台は幕末から明治維新の時代で、幕臣旗本の三姉妹を岡田茉莉子さん、藤村志保さん、栗原小巻さんが演じました。 三姉妹と倒幕運動に身を投じる青年を軸に物語が展開され、それぞれ性格の異なる個性的な三姉妹が人気を博しました。三女を演じた栗原小巻さんの出世作とも言われています。ただし、映像が公式に現存しているのは第19回と総集編の一部のみで、今となっては全貌を知るすべのない、幻の作品です。
●おんな太閤記
1981年に放送された19作目「おんな太閤記」は、豊臣秀吉の正妻であるねねを主人公にした作品。ねね役は佐久間良子さん、夫の秀吉役は西田敏行さんが務めました。脚本は「渡る世間は鬼ばかり」で知られる橋田壽賀子さんで、後には「いのち」「春日局」とさらに2つの女性大河を執筆しています。 作中で描かれる時代は、戦国時代から江戸時代初期の大坂の陣まで。武将がクローズアップされがちな時代を女性の視点で見る意外性がヒットし、平均視聴率は31.8%と好調。秀吉がねねを呼ぶときの「おかか」という呼び方は流行語にもなりました。
●利家とまつ~加賀百万石物語~
2002年放送の41作目「利家とまつ~加賀百万石物語~」は、前田利家とその賢妻として知られる正室・まつを主人公にした作品。この作品はダブル主人公となっており、前田利家役を唐沢寿明さん、まつ役を松嶋菜々子さんが演じています。「私にお任せくださりませ」を合言葉に利家を支えるまつには、男性にも女性にも愛される魅力がありましたよね。 「戦国最強のホームドラマ」と銘打たれたサクセスストーリーの中で描かれたのは、利家とまつだけでなく、秀吉とおね、佐々成政とはる、といったさまざまな夫婦の物語。反町隆史さん演じる信長とその口癖「で、あるか」も好評を博していました。