千葉の親子三代夏祭り 3年連続中止に 過去は36万人来場 密集回避など困難と判断
千葉市は23日、8月に開催を予定していた「第47回千葉の親子三代夏祭り」を中止すると発表した。主催する「千葉市を美しくする会」が決めた。中止は3年連続。新型コロナウイルスの影響で、市民の安全が確保できないと判断し、中止を決定した。 同祭りは、市街地を中心にステージイベントや約2千人が踊り歩く「親子三代千葉おどり」などが披露され、市の夏の風物詩として親しまれてきた。2019年は前夜祭と合わせ、約36万人が来場。今年は8月20日、21日に予定されていた。 同会事務局によると、参加者の把握や、密集の回避など感染対策を徹底することが困難と判断。マスク着用による熱中症が懸念されることもあり、中止を決定した。 事務局は「開催の可能性を探ってきたが、市民の健康を第一に考えて中止を判断した。来年こそ開催できるよう準備を進めていきたい」としている。