接触確認アプリ 通知が来たらどうする?2つのトラブル事例
家庭内に持ち込まないためにも、自分が陽性者と接触してないかを知ることができるツールが接触確認アプリ「COCOA」ですが、最近トラブルが増えています。
ダウンロード数はまだ人口の1割
「COCOA」は、近距離の無線通信機能ブルートゥースを使うことで、陽性となった人が登録すれば、1メートル以内で15分以上接触した場合に通知が届く仕組みです。 6月から運用が始まりましたが、厚労省によるとダウンロード数は約1501万件(26日午後5時時点)。人口の6割以上が使うと効果があるともいわれていますが、まだ1割にとどまっています。 そして、トラブルとして2つの例が挙げられています。
(1)誤通知
「陽性登録者と接触した可能性があります」と通知が届きます。ところがアプリを開くと「陽性者との接触は確認されませんでした」と表示されるのです。 これは不具合です。厚労省によると、この不具合について問い合わせが数多く寄せられていて、原因は調査中でまだ分からないということです。
(2)処理番号の発行に時間がかかる
自分が陽性だと判明した場合、陽性者としてアプリに登録する必要がありますが、登録するときに保健所から「処理番号」を発行してもらう必要があります。この処理番号の発行にかなり時間がかかり、中には判明から1週間かかった例もあったということです。結局、陽性者の登録は428件にとどまっています(26日午後5時時点)。
■通知が来たらどうすれば?
では、通知が来たときはどうすればよいのでしょうか。実際に通知を受け取った人の画面を用いて説明します。 通知がきたら「陽性者との接触を確認する」を押すと、接触が“1件”と表示されました。次に、一番下の「陽性者との接触一覧」を押すと、接触した日付が出ます。誰と接触したかはわかりませんが、いつ接触したかがわかります。 さきほどの画面で「症状を入力して相談」というところを押すと、症状があるか、など質問が出てきます。 ここで「症状あり」に進むと、都道府県を選んで保健所の連絡先が表示されます。 「症状なし」に進むと、家族などに感染者がいるか、受診を希望するか、など聞かれます。ここで「はい」にすすむと保健所の連絡先、「いいえ」だと2週間様子をみましょう、というメッセージが出ます。