伊吹山、冬の装い 岐阜市では初霜と初氷観測
冬型の気圧配置で放射冷却が強まった影響で、岐阜県内各地は9日早朝から冷え込んだ。県内で最も寒かった高山市六厩で氷点下7・6度、中津川市で同3・5度を観測するなど、県内23の観測地点のうち21地点で今季最低を記録した。0・6度だった岐阜市では初霜と初氷を観測。岐阜地方気象台によると、いずれも昨年より18日遅く、初霜は1884年の統計開始以降最も遅い観測となった。 県内ではこの他、多治見市で氷点下2・0度、高山市の市街地で同1・4度、郡上市で同1・0度など。 岐阜・滋賀県境にある国見峠(840メートル)から望む伊吹山(1377メートル)は、今月1日に初めて冠雪し、この日もうっすらと雪がかぶっていた。雄大にそびえる姿に、車を止めて見入る人もいた。 (湯浅裕作)
岐阜新聞社