同じ「MSCベリッシマ」でも価格やサービスが違う? 安さだけでない賢いクルーズの選び方
◆ チャータークルーズのメリットは? ジャパネットチャーターの場合
チャータークルーズは、価格体系もサービスもチャーターする企業により中身は異なります。例えばジャパネットクルーズでは、MSCベリッシマのチャータークルーズを来年(2025年)も春と秋に運航します。その価格は1泊当たり2万5000円~。自主運航と比較すると割高に感じますよね? でも乗船してみると、快適に船旅が満喫できるサポートなど、さまざまなサービスがクルーズ代金に含まれていて、決して高くはないと感じます。快適さを求める方、初めてクルーズ旅行の方などにおすすめです。 そうはいっても価格差がある分、何が違うのか? は気になるところ。ジャパネットの「MSCベリッシマで巡る~日本一周クルーズ10日間」への乗船をもとに、そのサービスを具体的に見ていきましょう。
◆乗船前から安心、情報満載の冊子&人数を絞って快適に
・出発前に、どこよりも親切な「MSCベリッシマ」クルーズの冊子が到着 初めての乗船だと、クルーズに際して分からないことや不安もあります。ジャパネットクルーズでは、船内施設や過ごし方、寄港地観光まで、先回りした情報が満載の冊子を乗船までに届けてくれます。 例えば、船内にある20のバーや各レストランの特徴、電源のソケットや洗面台の形状など部屋の設備、あると便利な持ち物まで、詳しく掲載。 クルーズを経験している筆者も「なるほど」と思うグッズも紹介されていました。同じ船(MSCベリッシマ)で、何度もチャータークルーズを実施してノウハウが溜まっているからこその実践的な情報は、不安をワクワクに変え、乗船を待ち遠しくしてくれます。 ・乗客数は1室2名が基本。船内の混雑は大幅緩和 MSCベリッシマの乗客定員は5000人と多いこともあり、どうしても混雑することがあります。MECベリッシマに限らず、大きな船では、施設が充実している分、混雑はある意味仕方ないこと。 特にMSCベリッシマの自主運航は、子ども料金が無料のため1室あたりの人数が多く、結果として総客数が増える傾向に。毎晩のショーも整理券が必要だったり、乗下船に時間を要したりすることも。また、お子さま連れが多いので、プールサイドやウォータ―パークは混雑することが多く、船内全体がにぎやかな雰囲気です。 一方、ジャパネットのチャータークルーズは1室あたり2名が基本で、全体の乗客数も4000名ほどに抑えているといいます。長期休暇時を避けた運航であること、子どもも料金がかかることもありファミリーは少なく、大人の雰囲気。 ショーも整理券なく毎晩楽しめましたし、甲板にあるプールのデッキチェアも空いています。ウォーターパークのスライダーなども待ち時間なしで滑り放題でした。