同じ「MSCベリッシマ」でも価格やサービスが違う? 安さだけでない賢いクルーズの選び方
同じクルーズ船なのに価格が違う理由は、大きく二つあります。一つは、手配するタイミングによる違い。早期予約や出発間際(※出発2カ月前ぐらい以降)の予約はディスカウントになることも。 そしてもう一つ、今回の主題となるのが「自主運航」と「チャーター」による違いです。前者は船会社が通常運航しているクルーズ、後者は旅行会社などが船をチャーターして運航するものです。 【画像】「MSCベリッシマ」の豪華船内写真をまとめて見る! 筆者は両パターンで、「MSCベリッシマ」へ乗船をしましたが、乗客や船内の雰囲気、サービスにずいぶん違いがありました。今回は同じ船でも価格やサービスが違う理由と賢い選び方をレクチャーします。 ※本記事では外国船日本発着クルーズ(例としてMSCベリッシマ)について、自主運航とチャーター(例としてジャパネットクルーズ)の違いをご紹介します
◆自主運航VSチャーター それぞれの特徴は?
MSCベリッシマの場合、船会社の自主運航クルーズでは、1泊当たりの価格は1万円代~、そして18歳未満の同室の子どもは3人目・4人目はクルーズ代金無料(※チップや港湾税などは別途)という料金体系。そのためファミリーに優しい船として知られ、夏休みなどを中心に船内はにぎやかな雰囲気となります。 また自主運航は海外ゲストも多く、サービスも海外仕様。日本発着クルーズでは、レストランに日本語メニューがあるなど一定の対応はありますが、日本語が話せるスタッフはそれほど多くはない印象です。 対して、チャータークルーズは貸切なので、価格やサービスもチャーターする会社でカスタマイズが可能。実はチャーターする会社により内容もかなり違います。 日本発着の場合、乗客もほぼ日本人で、サービスも日本人向けにアレンジされることが多く、例えば食事のラインアップや量、味付けなどを変えたり、日本人好みのイベントをチャーター会社が独自で開催することも。 レストランに日本語メニューが用意されていたり、船内のイベントでは通訳が付いたり、日本語が話せるスタッフが多く乗船していたりなど、言葉の面のケアも充実していて安心感があります。