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コロナで会えない就活生の“内定ブルー”は解消できるか 「学生に寄り添う」ビッグローブ人事部の挑戦

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ITmedia ビジネスオンライン

 「内定ブルー」という言葉をご存じだろうか。就職活動で企業から内定を得た学生が、内定を受諾した後で本当に自分の選択は正しかったのだろうか、と不安になることを表す言葉だ。例年そのような状態になる学生は多いといわれるが、今年は追い打ちをかけるように、新型コロナウイルスの影響も出ている。 【画像】オンライン内々定者懇親会の様子(内々定者の顔と名前は伏せている)  採用サービスを提供するMyReferの調査によると、2021卒の学生の25.1%、つまり4人に1人が複数社に内定承諾を出す意向だ。理由の上位には「決め手の欠如」や「不景気による内定取り消しへの不安」などが挙がっている。  「私も経験があります。納得して決めたつもりでも、時間がたつと自分の選択に対して疑心暗鬼になり、内定先の口コミサイトを一通り見たりしました」。そう話すのは、ビッグローブで人事部に所属する森山いずみさん。現在は採用を担当している彼女でも、学生時代にはそのように感じていたそうだ。  経団連が定めた21卒の内定解禁の時期は10月。現在、内々定状態の学生たちは、なおさら複数の選択肢を持ちたいと考えているかもしれない。  そのような状況下で、ビッグローブは今年、オンライン内々定者懇親会を開き、学生の不安や懸念点の解消に努めている。懇親会では、先輩社員との座談会や内々定者同士の交流機会を用意することで、入社後のイメージを固められるようにサポートしている。オンラインでの懇親会は初めての試みで、思わぬハプニングや苦労もあったという。舞台裏を聞いた。

内定ブルーを感じた、学生時代の実体験を生かして

 ビッグローブでは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、3月ごろから採用活動をオンライン化した。当初はオンラインとオフラインを使い分けながら進め、そのうち感染拡大も収まるだろうと考えていたが、想定以上に感染が拡大していく状況を受けて、5月からはオンラインだけに絞り、採用活動を進めた。  急きょオンラインに切り替えたため、準備することは増えたが、それでもオンライン内々定者懇親会は複数回実施している。森山さんは、その理由を「安心してもらうため」と述べる。会社の情報や雰囲気をあらためて伝えることで、内定ブルーを払拭し、内々定者に入社後のイメージを抱いてもらう狙いがある。  森山さん自身が内定者だった当時は、会社からは、気になることがあったらメールや電話をしてください、というようなアプローチを受けていたという。しかし実際にメールや電話をするのにはハードルが高く、「どうしても気になることがあったときだけ」連絡していた。そんな経験もあって、内定者には自由に話せる場を用意しているという。  森山さんは「不安を話すタイミングがあるといいです。私も先輩社員に話を聞いてもらって安心したという実体験があるので、つながりを持つことが大事」と話す。「(参加者から)学生の立場に寄り添ってくれる企業だと思えた、といっていただけて、自分の経験を生かすことができたと感じました」

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