被買収の広島県議辞職 正式裁判12人、非議員に
2019年参院選広島選挙区の買収事件で公選法違反(被買収)の罪に問われた渡辺典子氏は13日、広島県議を辞職した。最高裁が、上告を退けた決定に対する異議申し立てを9日に棄却していた。現金受領側で正式裁判となった12人全員が議員の身分を失った。 渡辺氏は最高裁からの通知を受け次第、罰金10万円、追徴金10万円とした一、二審判決が確定し、公民権が5年間停止される。 県議会事務局によると、渡辺氏は12日夜に辞職願を提出した。13日朝時点で最高裁から通知を受けていないと説明しており、県議会は失職していないものとして、本会議で辞職願の扱いを審議。全会一致で許可した。