こっちのけんと「菅田将暉の弟」として歩んだ道のり 就職活動、入社…うつ病に至るまでの壮絶人生を回想
男性アーティスト・こっちのけんと(28)が11日放送のNHK「あさイチ」(月~金曜前8・15)にVTR出演。「菅田将暉の弟」としての覚悟と葛藤を語った。 【写真】菅田将暉の蝋人形と一緒にポーズを取るこっちのけんと(左)と菅生新樹 今回は「兄弟へのモヤモヤ」がテーマ。こっちのけんとの実兄は19年に初出場した俳優の菅田将暉、弟は現在NHK朝の連続テレビ小説「おむすび」にも出演している俳優の菅生新樹。 自身は、5月に配信した曲「はいよろこんで」がTikTokなどでヒット。サブスクリプション(定額聴き放題)の総再生回数は1億3000万回超え、曲が使われた動画などを含めたSNSでの総再生回数は140億回を突破し、大みそかの第75回NHK紅白歌合戦の出場を決めた。 ただ、ここまでの道のりは険しかったようで「周りから“菅田将暉の弟”って言われるようになって。見られちゃってるから、見られてのいいような人間にならないとって、よくも悪くも決意をして生きてきて。モチベーションとしてはちょっといびつな形で頑張っていましたね」と振り返る。 また就職先選びでも兄弟の影響は絶大だったそう。「男3兄弟で自分だけは安定した仕事をしていた方がいいのかな?って考えだして。そこからサラリーマンを目指した」といい、大学を卒業後はコンサルティングの上場企業に入社。 しかし、自分にとっては得意と言えない仕事をこなす中で、入社1年後にうつ病と診断を受ける。兄弟や家族に認められたいというプレッシャーが裏目に出た瞬間で「幼少期から理想の弟でいたい、理想の次男でいたいと思ってしまっていたのが、そこにきて爆発したっていう感覚ですね」とつらい思いを抱え込んでいた当時を回想した。