海底電力ケーブル監視システム発売 横河電機、点検・保守のコスト削減
横河電機は、海底電力ケーブルの状態を監視する「サブシー・パワー・ケーブル・モニタリング(海底電力ケーブル監視)」を開発し、11日に発売した。これは制御事業の包括的ブランド「OpreX(オプレックス)」の一つ。損傷などによる海底ケーブルの温度上昇を常に監視し、状態基準保全が可能。点検や保守にかかる費用や工数などの運用コスト低減を促す。 今回の海底電力ケーブル監視は、同社のファイバー温度センサー「DTSX」を活用。DTSXは測定対象の形状に沿って敷設でき、長距離・広範囲の温度変化をリアルタイムに検知するもの。 新製品は海底電力ケーブルの温度を常に把握し、特徴的な変化があった位置を特定。最適なタイミングでメンテナンスを行う状態基準保全(CBM)を可能とする。定期的な点検や保守にかかる費用や工数の削減、操業効率の最大化を促進する。
電波新聞社報道本部