大王製紙三島工場で火災 ボイラーやベルトコンベアー焼く 四国中央(愛媛)
23日午後6時50分ごろ、愛媛県四国中央市三島紙屋町の大王製紙三島工場内にある燃料サイロ周辺のコンベヤー付近から出火、ボイラーやベルトコンベアーを焼いたとみられる。四国中央署と市消防によると、午後11時時点で消火活動を継続中で、けが人の情報はない。 同社の説明では、現場はボイラーに燃料を供給するコンベアーや貯蔵設備があり、出火時は数人が点検や清掃作業をしていた。周囲への延焼の恐れや環境への影響はないとしている。 サイレンを鳴らした緊急車両が渋滞を縫うように走り、一時は騒然となった。同工場で長く働いていた市内の男性(74)は散歩中に火災に気づき「すごい勢いで炎が上がっていて驚いた」と心配そうに建屋をみやった。別の通行人の男性は、建屋の方向から「バーン」という爆発音が聞こえたといい、「最初は下の方が燃えていたが、だんだん上に向かって燃え広がっていた」と話していた。
愛媛新聞社