「ジダンを魅了し始めている」ゴラッソで話題の“ピピ”中井卓大に現地メディア注目!「モドリッチのよう、際立っている」
「多才でMFならどのポジションでもプレーできる」とマドリー関係者は語る
レアル・マドリーのフベニールB(U-18相当)に籍を置く“ピピ”こと中井卓大は先日、“飛び級”でフベニールA(U-19相当)の試合に出場し、巧みなフェントから鮮やかなゴールを決めてみせた。 【動画】現地メディアも称賛! 中井卓大が決めた華麗なフェイントからのゴラッソはこちら! このゴラッソで17歳のMFに対する注目度はぐっと上がり、現地メディアもこぞって取り上げている。「Que deportes」もそのひとつだ。 「マドリーの下部組織にいる眩い日本の真珠、ピピ」と題して記事の中で、2014年にマドリーの下部組織に入った中井のキャリアを紹介。現在ヘタフェにレンタル中の久保建英のように、若きタレントを集めるクラブの強化方針とともに、こう綴っている。 「マドリーは、まだ出来上がっていない若い才能をリーズナブルな価格で署名することを進めている。多くの逸材が下部組織に集まり、ジネディーヌ・ジダンの命で、ファーストチームでいくつかの措置を講じる雇用プロセスが始まった。そのうちのひとりが、フランス人指揮官によるいくつかのトレーニングセッションで姿が見られたピピだ」 昨年10月のインターナショナルウィークに、中井がトップチームの練習に招集された事実を伝えた「Que deportes」は、「彼は多才で、MFならどのポジションでもプレーできる」というマドリー関係者の証言を紹介。そのうえで、「モドリッチのようにゲームを作る動きをさせたら、より際立つ」としている。 現在はフベニールBが主戦場だが、2つ上のカスティージャ(Bチーム)を率いるレジェンドOBのラウール・ゴンザレスは、中井の能力を買っており、出場機会を与えることも考慮しているという。さらに、「ナカイはとてつもない能力を持っており、ジダンもとても気に入っている。指揮官を魅了し始めているこの日本人には多くの希望がある」と締めくくっている。 ここまでは順調にステップアップを果たしてきた中井。現地の評価を見る限り、トップチームでのプレーするのは決して夢ではないだろう。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部