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古墳から盗まれた『埴輪2体』...“接着剤で謎の修復”されて現場に戻る 犯行の目的は?

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奈良県河合町の古墳で今年4月、埴輪2体が盗掘されていたことが分かりました。埴輪はその後、いずれもばらばらになった状態で現場に戻されていて、なぜか1体は接着剤で修復されていました。

古墳から埴輪が盗まれた

奈良県河合町にある「大塚山古墳」。国の史跡に指定されています。この古墳に今年4月、何者かが侵入したといいます。

河合町教育委員会生涯学習課の吉村公男課長が現場を説明してくれました。 「シートをかけているところに2つ穴があいていて、埴輪の破片が露出しているのもあった。」(吉村公男課長)

町の職員が現場を訪れて撮影した画像を見てみると、古墳には埴輪が抜き取られた穴が2つ開いていて、埴輪の破片のようなものも写っています。 大塚山古墳は5世紀後半に築造された全長約200mの前方後円墳で、周りの堀の部分は水田となっていますが、あぜ道を通れば自由に古墳に近づくことができます。

タケノコ掘り?文化財保護法違反の疑いで捜査

一体、埴輪はどこへいったのか?盗まれた約4日後の5月1日に職員が再び現場を訪れると、持ち去られた埴輪1体分の破片がばらばらになった状態で現場で見つかったのです。

さらに5月28日には、もう1体が接着剤でほぼ復元された状態で戻されていたといいます。

これには地元住民も… 「やっぱり良い気分ではないですよね。それを荒らすというのは、人道的にも社会的にもいいことではないと思います。やめて欲しいですよね。」(地元住民)

一体、なぜ埴輪が盗まれたのでしょうか。 「もとも里山的なところで竹が生えているので、タケノコ(掘り)というのもあるかもしれないが、埴輪だけを壊すような掘り方ではなく、抜きとっているような掘り方なので、やはりそれが目的なのかなという感じがしますけどね。」(吉村公男課長) 警察は、何者かが古墳を荒らしたものとみて、文化財保護法違反の疑いで捜査しています。 一方、大塚山古墳は未発掘で、今回の盗掘で初めて墳丘に埴輪列があることが判明。河合町は埴輪の分析を進める方針で、結果によっては古墳の築造時期の特定に迫れるかもしれません。 (6月4日放送 MBSテレビ「Newsミント!」より)

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