「絶対に格闘技を好きにさせる!」朝倉海、2年連続で大みそか『RIZIN』メインへ出撃!
きょう大みそかにフジテレビで放送される格闘技の祭典『RIZIN.26』(後6:00~11:45)で、メインイベントを務める格闘家・朝倉海(27)。RIZINバンダム級の王者として圧倒的な強さを誇り、チャンネル登録者数が80万人を超えるYouTuberとしても活躍、爽やかなルックスで女性人気も急上昇。現在の“日本の格闘技界の顔”として、昨年に続いて2年連続でメインという大役に抜てきされ、アメリカでも多数の実績を残した堀口恭司(30)と対戦する。世界が注目する一戦を目前に控えるなか、試合への意気込みとその先に見据える目標に迫った。 【写真】朝倉海のプライベート&ファイティングポーズ ■堀口恭司と待望の再戦「王者としての実力をしっかり見せて倒したい」 試合2週間前というタイミングでのインタビューとなったが、リラックスした笑顔を浮かべながら話してくれた海選手。前日まではかなり激しい練習で追い込んできたが「2週間を切ると、調整や動きの確認という段階になります。ここで追い込んでケガをしたら大きなマイナスになるので。試合が待ちきれないと言うより、いまは穏やかな気持ちですね。ただ、試合に向けた減量は何度やってもキツイので、なんとか乗り切らないと」と心境を語る。 堀口選手とは、2019年8月に対戦している。当時の堀口選手はRIZIN&アメリカの団体・ベラトールの“2団体王者”で、世界中から注目されており、試合前の予想では海選手が圧倒的に不利だった。しかし試合が始まると、開始早々に海選手が右のパンチをクリーンヒットさせ、わずか68秒でKO勝利。世界中の格闘技界に衝撃を与えた。その後、19年大みそかでの再戦が決定したが、堀口選手が練習中に大けがを負ったことで延期に。その間に海選手が堀口選手の巻いていたベルトを獲得。今回が1年4ヶ月ぶりの待望の再戦にして、王者の海選手vs挑戦者・堀口選手という前回とは逆の立場となった。 海選手は昨年の試合について「堀口選手が絶対的に有利で、僕が負けると思われている状況の試合で、それを見返してやろうと臨んだ試合でした」と振り返る。「今回は僕がチャンピオンになって、周りの評価も五分五分くらいなので、王者としての実力をしっかり見せて倒したい」と連続勝利に自信を見せる。 前回の試合から成長したポイントを聞くと「格闘家としてすべてが成長しました。ボクシング技術、試合の組み立て方、体の強さなど、経験を重ねることで別人のようになってると思います」。前回の堀口戦以降、海選手は強豪相手に4試合も戦ってきた。「勝った試合でも反省点がすごくあるので、それを試合ごとに修正することを繰り返して、確実に強くなってきました」と言葉に力を込める。