全国から厳選した日本ワイン6本セット。世界が注目する実力を堪能せよ!
この数年、日本ワインの人気は高まるばかり。 そんなブームの予感もなかった約18年前から、少しずつ日本のワイナリーを巡っていたというのが神戸のワインショップ「R the wine shop」のオーナーの渡辺良平さんだ。 「日本ワインの魅力は大きく分けて3つあると思っています。1つ目は日本の普通の食卓に馴染みやすいこと。2つ目は、どこで作られたワインかリアルに感じられること。3つ目は、疑問や興味が出たら実際にワイナリーに行ける、ワインツーリズムができることです。今は難しいですけどね」。
そんな渡辺さんが今回オーシャンズのために選んでくれたのが、こちらの6本セット。 「年末年始は帰省も旅行もできないという方も多いと思います。そこで日本全国いろいろな場所から、スパークリング2本、白2本、赤2本を選んでみました」(渡辺さん※以下すべて)。
まずはスパークリングワインから!
1本目は、山形県上山市にあるタケダワイナリーのスパークリングワイン。1920年に開園した歴史あるワイナリーで、自社農場でのブドウ栽培にこだわり、土壌改良なども自社で行っている。 「そのタケダワイナリーで毎年大人気なのが、酸化防止剤ゼロのこちら。ブドウが発酵するときに出る二酸化炭素が、そのままワインに馴染んだスパークリングワインです。プチプチと弾けるような果実感とす~っとなじむ口当たりと旨味は、日本人でよかった!と思うはずです」。
2本目のスパークリングは岡山県から。 「ローヌ地方で長年生産者として活躍をされた大岡弘武さんが、始められたプロジェクト『ラ・グラン・コリーヌ・ジャポン』でお馴染みの微発泡ワインです」。 無農薬で栽培されたマスカットを自然酵母だけで発酵させたワインは毎年大人気。 「レモンキャンディや洋梨のネクターのような味わいはクセになりますよ」。 続いては白ワインだ。
白ワインは山梨から選抜
「日本各地いろいろなところからと言いましたが、白ワインはどうしてもこの2本を飲んでいただきたくて、両方山梨でセレクトしました」。 1本目は山梨の塩山地区にある機山ワイナリー。手作業で少量高品質のワインをつくるブティック・ワイナリーの中でも高い人気を誇るワイナリーだ。 「これほどのワインを毎日の食卓で楽しめるような価格でリリースされる、醸造家の土屋さんご夫婦には頭が下がります」。 白桃やグレープフルーツのようなアロマと、飲み飽きない酸で、バランスの良い味わいになっている。