JR川内駅脱線事故 現場から事故車両の撤去完了 運転再開の見通しは立たず 鹿児島
鹿児島テレビ
12月12日にJR川内駅で起きた貨物列車の脱線事故は、19日夜、現場に残っていた2両が移動し、全ての車両が現場から撤去されました。現場では20日も復旧作業が進められていますが、運転再開の見通しは立っていません。 19日午後11時ごろの脱線事故現場の様子です。貨物が乗った2両目の車両が現場から川内駅の駅舎の方向に動かされていきます。 脱線事故から8日目、現場に最後まで残されていた先頭の2車両を移動し、ようやく現場から全ての車両が撤去されました。 薩摩川内支局・牧瀬大輔記者 「車両が全て撤去されてから一夜明け、現場では復旧作業が続けられています」 20日朝、事故現場ではJRの職員らが線路や信号設備の復旧作業にあたり、レールを確認する様子などがうかがえました。今後は復旧に向けて設備に異常がないことの確認や試験運転なども必要となります。 鹿児島本線の川内ー隈之城間の運転見合わせはいつまで続くのか。 20日、定例記者会見を開いたJR九州の古宮洋二社長は、再開の見通しは立っていないとしています。 JR九州・古宮洋二社長 「安全確認終了後、運転を再開したい。現時点では詳細日程は未定。決まり次第早めにお知らせしたい」
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